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★日韓市民主導で平和を京都・同志社大で池明観さん講演
日本の植民地支配が続いた朝鮮半島の歴史や日本との関係を考える講演会
「解放/敗戦後70年の朝鮮半島と日本」が1日、京都市上京区の同志社大
であった。近現代思想史を研究する韓国の池明観(チミョングァン)さん
(90)が「(現在まで続く)東アジアの和解に向けたリーダーシップを
市民がとらないといけない」と訴えた。
池さんは1972年に来日し、韓国の軍事政権を批判する記事を「T・K生」
の名で雑誌「世界」に連載した。93年に帰国し、現在は米国に在住している。
講演では「日韓基本条約は米国の圧力で結んだもので、平和に向かう自主性が
我々になかった」と指摘。戦後から現在にかけ、「東アジアをめぐる状況は、
和解より対立に向かう政治に任せすぎた。市民が政治に圧力をかけ、
日本がアジアのリーダーシップをとるようにしないといけない」と、
東アジアの平和に向け、日韓の市民一人一人の自覚を促した。
同志社コリア研究センターと立命館大コリア研究センターが主催し、
市民ら約130人が参加した。
【2015年08月02日10時07分】
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
★講演:「日韓和解、国民の協力を」 思想史家・池明観さん、同志社大で /京都
毎日新聞 2015年08月02日 地方版
軍事政権による韓国の民主化運動弾圧を、1973?88年にかけ日本の雑誌で
告発した思想史家の池明観(チミョングァン)さん(90)を招いた特別講演会
「解放/敗戦後70年の朝鮮半島と日本」が1日、同志社大今出川キャンパス
(京都市上京区)であった。池さんは自身の半生や日韓関係に触れながら、
「民衆が歴史を決める。日韓の国民が先に立って道を切り開いてほしい」と訴えた。
池さんは教職やアメリカ留学を経て1972年に政治思想などを学ぶため来日したが、
母国の友人の依頼で、「T・K生」のペンネームで雑誌「世界」に連載
「韓国からの通信」を始めた。「メディアと情報の世界化の中で韓国の民主化が
実現される」との思いだった。韓国人の声は、たばこの中に隠すなどあらゆる
手段で池さんの元に届けられた。
90年代に韓国に帰国し、金大中政権で日本の大衆文化開放にも携わった。
「従軍慰安婦の問題解決が先ではないか」と指摘されたこともあったが、
「慰安婦の問題に触れれば日韓関係は閉鎖されてしまう。両国の関係が成熟する
まで待ち、可能なことから解決したい」と取り組んだ。
日韓関係などを巡る近年の日本人の姿勢については「東アジアにおける状況を政治に
任せすぎてはいないだろうか。市民が和解と協力に向けたリーダーシップを取って
ほしい」と呼びかけた。
14歳の時から日本に住んでいる立命館大大学院生の李定恩(イジョンウン)さん
(31)は「二つの国の狭間ですれ違いを感じることがある。どうすれば両国の関係が
進歩するのか、考えさせられた」と話した。【宮川佐知子】
URLリンク(mainichi.jp)