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★【被爆70年】原爆投下「良かったなんて態度は取れない」 広島原爆資料館訪問の外国人旅行者に聞く 「世界の指導者は訪問すべきだ」
2015.8.2 07:00
産経新聞社が、広島市中区の原爆資料館を訪れた外国人旅行者200人に、原爆などに
ついてアンケートを行ったところ、「世界の指導者は広島を訪問すべきだと思うか」
という問いに「訪問すべきだ」と答えた人が191人(95・5%)に上った。
広島市は各国の指導者に被爆地訪問を求め、今年アメリカで開かれた核拡散防止条約(NPT)
再検討会議でも焦点となったが、人々が被爆地訪問を重要だと考えていることが浮き彫りになった。
アンケートは、原爆資料館を7月下旬に訪れた海外29カ国の15~73歳の旅行者
男女200人に実施。広島訪問の目的や原爆投下の是非、原爆の話をどこで聞いたか
などについて、資料館を出たところで聞いた。
「世界の指導者は広島を訪問すべきだと思うか」との質問には、「訪問すべきだ」が
191人と圧倒的に多く、「する必要はない」が4人、「どちらともいえない」が5人だった。
理由としては「世界の指導者たちに人道的な見地から原爆の影響を見せるべきだ」
(ベルギー人の29歳男性)といった意見が多く、原爆を投下したアメリカから訪れた男性(26)は
「原爆投下の指導者の立場では『投下は良かった』のかもしれないが、起こったことを見れば
そんな態度は取れないだろう」とコメントした。
また核兵器の廃絶と原爆投下の是非について、原爆資料館の見学前後で考えに変化が
あったかについても質問。見学後に「核兵器を廃絶すべきだ」を選択した人は153人で、
見学前より11人増えた。
同様に、原爆投下について「そのときはやむを得なかった」と回答した人は、見学後は
21人に減少。「許されない」と答えた人は139人から150人に増えた。展示物などを
通して、来館者に原爆の悲惨さや核兵器廃絶のメッセージが一定程度届いている結果となった。
訪問前の「核兵器廃絶の努力は必要」から訪問後に「廃絶すべきだ」に変わったドイツ人の
女性(18)は「核兵器が廃絶されなければ、核兵器攻撃の恐怖からは逃れられない。
原爆資料館は原爆投下について学べる偉大な場所だ」と答えた。資料館訪問前後とも
「核兵器を廃絶すべきだ」としたイタリア人の男性(30)は「学校では、アメリカが
当時のソビエトへ力を誇示するために原爆を投下したと習った」と話した。
URLリンク(www.sankei.com)
資料館訪問前後のアンケート結果
URLリンク(www.sankei.com)