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★心強い日本の女性たちが憲法改正を後押ししている!
2015年7月25日 櫻井よしこ
2015年は戦後70周年の節目にあたる。7月16日には「安全保障関連法案」が衆議院で可決された。
ジャーナリスト・櫻井よしこ氏によれば、日本人はいま普通の民主主義国家になれるか
どうかの岐路(分かれ道)に立っているのだという。新刊『戦後七〇年 国家の岐路―論戦2015』
を発表した櫻井氏に「いま始まりつつある憲法改正への動き」について語っていただいた。
■日本国憲法を改正するうえで、「女性の視点」は欠かせない
東京の憲政記念館で「美しい日本の憲法をつくる国民の会」(以下、美しい憲法の会)の
発足式が行われたのは、2014年10月1日のことだった。
これは、2016年7月をめどに憲法改正を目指す人々の会である。
私は代表世話人の一人だが、憲法改正の重要性を説いていく役割の世話人、43人中13人、3分の1弱が女性だった。
この種の会は硬派の男性が中心軸になりがちだが、美しい憲法の会は多くの女性たちが参加したことでこれまでとは異なる。
いま、国会では、憲法改正の発議に必要な衆参両院における3分の2の支持が固まりつつある。
私たちは戦後初めて、本当に、憲法改正が可能な局面に立とうとしている。
憲法改正で日本をまともな独立国に作り直していくとき、女性の参加と視点がこの上なく重要である。
多くの女性たちが集ったことはその意味で素晴らしかった。
■「本当の危機」を見えなくさせる野党側「反対キャンペーン」の害毒
現実に女性たちの憲法に関する意識はどうなっているだろうか。
各種世論調査を見ると、男性よりも女性のほうが憲法改正に消極的である。
「美しい憲法の会」の世話人の一人で政治評論家の細川珠生氏は、
彼女と同年代の女性たちの多くは日常生活の中で憲法改正のことなどほとんど考えていないと語る。
「私は子どもがいま小学校高学年です。同級生のママたちは40代の方たちが多く、
私たちの世代はバブルの時代に大学時代を過ごしています。日本は豊かで就職も売り手市場でした。
世の中の事柄にあまり関心も問題意識も持たずにいても、比較的恵まれたまま過ごすことができた世代です。
したがって、戦後の日本のあり方について考える必要も、ある意味、ありませんでした。
十分満たされていたわけですから、日本の現状を変えるなどという発想には、なかなかなりません」
事実、安倍晋三首相が2014年7月1日に、集団的自衛権の限定的行使を容認する閣議決定を行ったとき、
彼女の周りの友人たちの間では、なぜ安倍首相はあんなことをするのかと批判する声が圧倒的に多かったという。
「集団的自衛権の部分的行使が、自分の子どもたちが徴兵され戦争に行かされることに直結すると
信じている人は少なくありません。戦争に行くための法案だという野党の言葉をそのまま信じて
いるわけです。なんと言っても野党側の反対キャンペーンは凄まじいですから。マスコミも同じです」
戦争に突き進んでいくという類のレッテル貼りそのものの報道が溢れる一方で、
日本の国防や安全保障がどれほど手薄で欠陥だらけかという肝心の情報は伝えられない。
そうした中で、普段、国防や安全保障に関して考えることをしてこなかった女性たちの無意識の世界に、
「戦争をするための閣議決定だ」というキャンペーンはスーッと浸透していくというのである。 >>2へ続く
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