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★【安保法案】参院特別委24日設置で正式合意 与党の質問時間増え様相一変へ 委員45人で全11会派参加
2015.7.22 22:34
自民党の吉田博美、民主党の榛葉賀津也両参院国対委員長が22日、国会内で会談し、
安全保障関連法案を審議する特別委員会について、全11会派が委員を出す45人と
することで合意した。特別委設置は24日の本会議で正式決定し、27日にも安倍晋三
首相が本会議に出席して審議入りする。衆院と比べ参院では与党の質問時間が増える
見通しで、衆院審議とは様相が一変することになりそうだ。
民主党は特別委に関し、少数会派の参加が可能な45人規模を強く求めてきた。
自民党が譲歩した形で、榛葉氏は会談後、記者団に「満額以上」と絶賛した。
委員の配分は自民党20、民主党11、公明党4、維新の党と共産党が各2。
これに加え、参院では新たに日本を元気にする会、次世代の党、無所属クラブ、
社民党、生活の党と山本太郎となかまたち、新党改革の6会派が1人ずつ委員を
確保した。改革は、数字の上では割り当てがなく、自民党が委員枠を1人譲った。
衆院と比べ委員数が劣勢となる与党だが、質問時間は逆に増える見通しだ。
衆院では、与野党間の合意で質問時間の配分を「与党1対野党9」としていた。
与党の質問が極端に少なかったため、首相らの説明を十分に引き出せず、
野党の追及に追われた。「国民に理解してもらう上で大変問題があった」
(自民党の高村正彦副総裁)との認識だ。
だが、参院の質問時間は原則、会派の人数に応じて割り当てられ、
野党への多少の配慮があったとしても、与党の質問時間は大幅に増えることになる。
衆院では自民、民主、維新の各理事による「3者協議」で運営にあたったが、
維新の議席数が少ない参院は自民、民主両党の筆頭理事間の協議が基本となる。
また、次世代と改革は法案に賛成の立場で、野党の批判が目立った衆院とは
違った審議風景となりそうだ。
入り口段階では円満に見える参院だが、与党にとってハードルは多い。
自民、民主両党は首相出席でテレビ中継入りの質疑を2日間行うことで一致。
榛葉氏は首相出席の質疑をさらに1日求めている。新国立競技場建設見直し
問題などをテーマとした参院予算委員会の集中審議も開く方向だ。
民主党の枝野幸男幹事長は22日の記者会見で「審議すればするほど反対の声が
強くなるとの自信と確信を持っている。さらなる国民の反対の声を広めていきたい」
と決意を語った。
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