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★韓国から返還の「仏像」…指先欠損は盗難時の衝撃、原因か
2015.7.22 17:01
文化庁は２２日、長崎県対馬市で盗まれ、持ち込み先の韓国から返還された
国指定重要文化財「銅造如来立像」の右手中指の先端が約２ミリ欠損して
いたのは、盗難時に受けた衝撃が原因とみられると発表した。
昭和４９年の重文指定時や平成２３年の調査時に文化庁が撮影した仏像の
写真には指先が写っているが、２５年２月、韓国で発見された後に撮影
された写真ではなくなっていた。盗難時に何らかの衝撃で欠けた可能性が高いという。
欠損部分は、仏像が鋳造された際、溶かした銅が指先まで届かなかったために
後に取り付けられたか、盗難以前の欠損が原因で補修されたとみられ、
もともと強度が不足していたと考えられる。
仏像は２４年１０月に対馬市の海神神社から盗まれ、２５年１月に韓国で見つかった。
日本政府が返還を求め、韓国検察が神社を「正当な権利者」と認めたため、
今月１８日に対馬市に戻った。
URLﾘﾝｸ(www.sankei.com)
韓国で見つかり、平成２５年２月に撮影された「銅造如来立像」。指先が欠損している（文化庁提供）
URLﾘﾝｸ(www.sankei.com)