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★中国のマンション「当日完売」の裏に大幅値引き
2015年07月20日 00時30分
中国の経済減速が続いている。
２０１５年４～６月期の国内総生産（ＧＤＰ）の実質成長率は前年同期比
７・０％と、前期（１～３月期）に並ぶ低水準で、１８日発表の６月の
住宅市場統計も大半の都市で販売価格が伸び悩んだ。公共投資中心の
景気刺激策頼みでは、習近平国家主席が唱える「新常態」の経済改革が
後退する懸念も出ている。
■大幅値下げで完売
「５月に売り出した区画は、当日完売しました」
北京市中心部から約９キロ・メートル南にある豊台区の新築マンション。
おしゃれな家具がそろうモデルルームで、販売員が誇らしげに語る。
だが、１割超の大幅値下げで売り切ったに過ぎない。
この物件は１４年に完成。当初価格は相場の８割程度にしていたが、
不動産市況の悪化で１５年早々に引き下げた。最も手頃な６８平方
メートルの１ＬＤＫは２６０万元（約５２００万円）前後だ。
販売員は「値下げ後、投資目的の買い手が集まった」と明かす。
国内では市況が比較的良いとされる北京でも値下げ販売が当たり前に
なりつつある。
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