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★【仏像盗難】1体返還の韓国に関係者は「早くもう1体返せ」と激怒
2015年7月17日 10時0分 東スポWeb
韓国最高検は15日、2012年に長崎県対馬市の寺社から韓国人窃盗団が
盗んだ仏像2体のうち、1体を日本の神社に返還すると発表した。
返還されるのは海神神社の国指定重要文化財「銅造如来立像」。
韓国検察は「韓国で所有権を主張する人はおらず、盗難当時の所有者だった
神社が正当な権利者とみるのが相当」と返還理由を説明している。
とはいえ、残るもう1体の観音寺の県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」は、
韓国の浮石寺が所有権を主張。韓国メディアは「650年前に倭寇が朝鮮から
日本に略奪した」と世論形成し、韓国司法も「占有名義を変更してはならない」と、
日本への引き渡しを認めない仮処分決定をしている。
観音寺前住職の田中節孝氏(68)は「対馬の人からしたら、1体戻って来るのは
うれしさ半分ではある」としながらも、「私としては怒りの方が大きい。
早くもう1体も返せ」と憤る。
韓国政府は仏像返還を決めたことで、日韓関係改善に意欲を示す狙いがあるとみられるが、
田中氏は「そもそも政治問題と関連付けることがおかしいし、1体だけ返すのも逆効果。
単純な泥棒なんですよ」と語る。
ユネスコ(国連教育科学文化機関)条約には「盗難指定を受けている文化財について、
条約締結国は返還の義務がある」との条文がある。日本政府はこの条約に基づき、
すでに仏像2体を盗難品として各国に通知済み。田中氏は「韓国もユネスコの
締結国なのだがら、本来ならばすぐに返さなければならないんです」と力説する。
ただし、そこは韓国。先日も韮山反射炉(静岡県)のユネスコ世界遺産登録をめぐり、
土壇場で歴史問題を盾にゴネまくった“前科”がある。
「あれと一緒で、何でも言い訳をつける国だから…」とは田中氏。
仏像盗難以降、韓国では昨年のセウォル号沈没事故、経済の低迷、MERSの蔓延など
災難続き。田中氏は「仏罰? 立場上、そういうことは言えませんが、まぁ、酒のツマミにはなりますね」と述べた。
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