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★SS創設者が国連イベント出演 日本政府が抗議
2015.7.16 06:00
ニューヨークの国連本部で先月29日、国連と米国のNGOの共同イベントが開催され、
国際指名手配されているシー・シェパード(SS)創設者のポール・ワトソン容疑者
(64)が逃亡先のフランスからビデオ出演していたことが15日、分かった。(佐々木正明)
ワトソン容疑者は日本や中米コスタリカがSSの過激な妨害活動を指揮したとして国際手配。
国際刑事警察機構(ICPO)は、身柄の拘束と引き渡しを加盟国に要請しており、
日本政府は、国連当局に「問題がある」と公式に抗議した。
国連側は8日、イベントに誤解を招く内容があったとして「遺憾の意」を表明した。
日本側の抗議を受けた対応とみられる。
この催しは国連総会議長が主催した、気候変動に関するハイレベル会合の関連イベント。
国連側はガイドラインに基づき、会議場の「場所貸し」をしただけで、
事前にプログラムの中身をチェックしていなかった、としている。
一方、この関連イベントでは、海洋汚染防止運動を促進するとして、米NGOが
シー・シェパードと共同で作ったスニーカーが発表された。SSが海域から廃棄物
として回収したとする漁船の刺し網を靴の材料にして、スポーツ用品大手の
アディダスが開発に加わったもので、同社幹部は海の清掃に貢献できるとして
歓迎する意向を示した。
SSにとっては、大手メーカーとタイアップし、ワトソン容疑者が国連の場で発表
することで、過激団体の汚名を払拭し、イメージを向上させる思惑がある。
しかし、日本の調査捕鯨に関わった関係者は「SSは捕鯨船の航行を止めるために、
毎回、大量の網を海洋に投げ捨てている。その量は10トン以上にもなり、
SSこそ海洋を汚染する団体だ」と反論している。
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