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★猪瀬直樹氏 新国立に苦言「都民には耐え難い苦痛」
2015年07月09日 18時21分
提供：アメーバニュース/政治・社会
2020年に開催される東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設費が
2520億円で了承されたことに対し、猪瀬直樹・前東京都知事がフェイスブックで
意見を述べている。
「新国立競技場の価格2520億円は不可解で後味が悪い」と、そのあまりにも
高い建設費に疑問を投げかける猪瀬氏。マスコミではキールアーチの建設費の
高さが取り沙汰されているが、猪瀬氏は別の部分に目を向けている。
「問題をキールアーチにすり替えている。キールアーチの屋根が950億円に対して、
スタンド部分が1570億円で通常の3倍であることに疑問を持つべきだ。
メディアはキールアーチに惑わさせられ、ことの本質を見ていない。
スタンドの高価格は資材高騰では説明できないのだ」
キールアーチ以外のスタンド部分の建設費が相場よりも高いことに注目。
そして、マスコミがこの点を突いていない現状を嘆いている。さらには、
「ゼネコンとの随意契約なのだから第三者機関に検証する機会を与えないで
決定したのは、アンフェアな問題を抱えているからと疑われも仕方ないのではないか」
と、建設費決定のプロセスに怪しげな点があってもおかしくない状況であることを指摘した。
「100年のレガシーであるべき記念碑が屋根なしのまま無責任に放置されることに、
国民都民は耐え難い苦痛を強いられる。なんという無責任体制であろうか」と、
新国立競技場建設における諸問題に対し、呆れ気味の様子だった。
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