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★山口組「顧問弁護士」二審も有罪 大阪高裁
2015年7月7日12時00分
指定暴力団山口組の「顧問弁護士」とされる大阪弁護士会所属の弁護士、
山之内幸夫被告（６９）が建造物損壊教唆の罪に問われた事件の控訴審
判決が７日、大阪高裁であった。中谷雄二郎裁判長は懲役１０カ月
執行猶予２年（求刑懲役１０カ月）とした一審・大阪地裁判決を支持し、
被告側の控訴を棄却した。
高裁判決によると、山之内被告は２０１３年９月、大阪府摂津市の
自動車部品製造会社で働いていた依頼人の男性（４０）＝建造物損壊罪で
有罪確定＝が勤務先とトラブルになり、仕事場の倉庫に入るために壁を
壊すようそそのかした。被告は「被害は軽い。山口組の顧問弁護士だから
立件された」と無罪を主張していたが、判決は「罪を犯す意思のない
依頼人の男性に犯罪の実行を強く働きかけており、犯行内容は軽微
とは言えない」と判断した。
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