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★「侵略」見解分かれる…70年談話有識者懇談会
2015年06月26日 09時14分
安倍首相が今夏発表する戦後70年談話について検討している有識者懇談会
(21世紀構想懇談会)は25日、首相が検討を求めた五つのテーマの議論を終えた。
懇談会は、談話を「未来志向」の内容にするべきだとの点ではおおむね一致したという。
一方、先の大戦での日本の行為を「侵略」と位置付けるかどうかについては、
委員の間でも見解が分かれた。首相がどのような表現を使うのか注目される。
首相は2月の懇談会の初会合で、〈1〉20世紀の教訓〈2〉戦後日本の平和主義
〈3〉日本とアジア、欧米の和解―など5項目について検討を求めた。
計6回の会合で、「議論が最も白熱した」(関係者)のは「侵略」の議論だった。
3月13日の第2回会合では、座長代理の北岡伸一・国際大学長が、先の大戦について
「世界の大勢を見失った無謀な戦争で、アジアを中心に多くの犠牲者を出した。
日本がアジア解放のために戦ったというのは誤りだ」と述べた。
委員からは「当時の価値観から見ても、日本の行為は侵略。報告書に侵略でなかったと
記すことはあり得ない」といった意見が相次いだ一方、侵略の定義が明確でないとして、
「侵略という言葉の使用は問題性を帯びる」との声も出た。
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5項目と委員の意見
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