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★警官を暴力団と誤認…下関逃走男、無罪を主張
2015年06月19日 21時32分
山口県下関市で２月、逮捕状執行のため自宅を訪ねてきた警察官に刃物を
示しタクシーを奪って逃走したとして、公務執行妨害罪などに問われた
韓国籍の同市竹崎町、建設作業員文健二被告（５７）の初公判が１８日、
広島地裁（三芳純平裁判官）であり、弁護側は無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、文被告が自室を訪れた警察官に「また刑務所に
入れるつもりか。ぶっ殺しちゃる」と言い、逃走中に文被告をかくまった
女らにも「ガサ（捜索）から逃げてきた。薬をやっとったから仕方がなかった」
と打ち明けたとした。
文被告は「暴力団員にさらわれると思って逃げた」と述べ、弁護側も
「警察官は令状を示しておらず、被告は精神安定剤などの影響で心神喪失状態にあり、
（警察官を）暴力団員と誤認した」と主張した。
起訴状などによると、文被告は２月６日、自宅に来た山口、広島両県警の警察官から
逃走、市内の路上で警察官２人に包丁を突きつけて職務を妨害し、近くの路上で
客待ち中のタクシーを盗んだとされる。
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