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★Samsung Galaxyに深刻な脆弱性、6億台に影響か
2015年06月17日 07時09分 更新
韓国Samsung製のスマートフォン「Galaxy」に、プリインストールされたキーボードに
起因する深刻な脆弱性が存在するとして、米モバイルセキュリティ企業のNowSecureが
6月16日付のブログで詳しい情報やコンセプト実証コードを公開した。
NowSecureによると、この脆弱性はSamsungの端末にプリインストールされている
SwiftKey製のキーボードに存在し、Galaxy S6/S5/S4/S4 Miniの各端末が影響を受ける。
攻撃者が特権ユーザーとしてリモートでコードを実行できてしまう恐れがあり、
世界で6億台に影響する可能性があるという。
この脆弱性を悪用された場合、端末のセンサーやGPS、カメラ、マイクなどへのアクセス、
悪質なアプリのインストール、他のアプリや電話の機能の改ざん、メッセージや通話の盗聴、
個人情報へのアクセスなどに利用される恐れがあるとしている。
Samsungは2014年12月にNowSecureから報告を受け、2015年初めごろから携帯電話会社向けに
パッチの提供を開始したという。しかしNowSecureがまとめた米国のキャリアの対応状況に
よれば、6月16日の時点でほとんどが「未解決」または「不明」となっている。
問題のキーボードをアンインストールすることはできず、携帯電話会社からパッチが
配信されているかどうかをユーザーが確認することも難しいとNowSecureは指摘する。
対策として、安全ではないWi-Fiの使用は避け、別のモバイル端末を使うか、
パッチについて携帯電話会社に問い合わせるよう促している。
URLリンク(www.itmedia.co.jp)