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★国際色 街づくりに 多文化共生へ振興会発足 沖縄市
2015年6月11日 13:30
外国人との共生を図る「おきなわ多文化共生のまちづくり振興会」が6日、
沖縄市仲宗根町24の5に発足し、開所式があった。市国際交流協会会長を務めた
喜納高宏さんが開設した。約50カ国の国籍を持つ外国人が住む沖縄市で、
文化の違いを認め合い、対等な関係を築く地域社会づくりに取り組む。
事務所は約40平方メートルの広さで、各国のオープンスペースとして講座や会議、
イベントなどの開催を計画している。県内在住外国人の制作した工芸品などの
アンテナショップとしての機能も持つ。
開所式には県議会、市議会、県、関係機関などの代表ら多数が参加した。
喜納代表は「コザの持つ国際色、他地域にない自由度を、多くのサポーターと
共に街づくりに反映していきたい」と話し、市多文化共生推進計画と連携した
取り組みを展開していく考えを話した。
振興会では、多文化共生カフェと銘打った企画を今後、定期開催していく方針で、
この日はイタリア編として講演会や映画上映会が開催された。
イタリア総領事館(大阪)の沖縄連絡員のマッセターニ・マルコさんは、
在住18年間の沖縄について講演した。子どもが1人で出歩き、オートロックではなく
外から扉が開く生活環境を示し「イタリアでは考えられない安全な生活は、お
金で買えない価値あるもの。沖縄は天国」と評価した。
沖縄生活にもなじんだマルコさんは「最近は驚くこともなくなったが、
沖縄では差別に遭ったこともない。オープンマインドを示す『いちゃりばちょーでー』の
文化は素晴らしい地域の誇り」と、軽妙洒脱(しゃだつ)な語り口で会場を沸かせた。
喜納さんは、7月のカフェはペルー編、8月はブラジル編を計画しており、
在住外国人の集いの場としても活用を呼び掛けている。月~金曜日は午後3~7時まで開所し、
土日、祝祭日はイベントなどを計画している。問い合わせは(電話番号はリンク先へ)。
URLリンク(ryukyushimpo.jp)
沖縄市に発足した、おきなわ多文化共生のまちづくり振興会の開所式=6日、市仲宗根町
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