【正論】現在の日本を“敵”とする中国、日本の軍国主義を忌避する日本の左派を取り込み共闘 東京国際大学教授・村井友秀at NEWSPLUS
【正論】現在の日本を“敵”とする中国、日本の軍国主義を忌避する日本の左派を取り込み共闘 東京国際大学教授・村井友秀 - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/06/11 13:01:55.50
★【正論】日本に浸透する中国の世論戦 東京国際大学教授・村井友秀
2015.6.11 05:01

現在、中国の対日戦略の重点は日本国民への世論戦(心理戦)である。
中国の対日世論戦が効果的に機能する構造を分析する。

《新たに生まれた疑似階級闘争》

民族主義と階級闘争という視点から日中を比較すると、中国は民族主義が強く階級闘争が弱い国である。
他方、日本は民族主義が弱く階級闘争が強い国である。この構造が対日世論戦を支えている。

中華人民共和国では既に資本家階級は打倒され、労働者が権力を持つ国家になったのであり、
階級闘争は存在しないことになっている。現在の中国では体制を打倒する「革命」という
言葉は禁句である。現在の中国は階級闘争がない国家であり、政府と国民が一体になって
行動できると中国共産党は主張している。

元来、共産党の目標は世界の労働者を結集して世界革命を達成することであったはずだが、
現在の中国共産党の目標は世界革命ではなく、「中華民族の偉大な復興」を実現することである。
中国共産党のスローガンを見る限り、中国は民族主義を鼓吹する国家である。他方、第二次世界
大戦後の日本では、国民が一致団結して行動する民族主義を軍国主義の一種として嫌悪する
傾向がマスコミと教育界にあった。

ソ連が崩壊し共産主義の正当性が地に堕(お)ちた後、階級闘争史観から抜けられない日本の
左派は新しい階級闘争を創り出した。古典的な労働者階級による階級闘争とは異なる形態の、
階級に準(なぞら)えた「リベラルな市民」が「反動的な政府」と闘うという疑似階級闘争である。

日本の左派の歴史をみると、第二次世界大戦以前の日本で左派を弾圧したのは、天皇制に対する
脅威であった共産主義や社会主義を排除しようとした軍国主義的な日本帝国政府であった。
敗戦によって大日本帝国が崩壊し、日本の左派にとって最大の敵は消えた。
民主主義が根付いた戦後の日本では右派も左派も共存できる社会が実現した。

しかし、戦後の日本の左派にとって自らの生存に最も深刻な脅威を与える敵は軍国主義的な日本の復活である。
従って、戦後の日本の左派にとって第一の敵は日本の軍国主義であり、中国の軍国主義ではなかった。

《進められる左派との共闘》

他方、歴史的に「一つの山に二匹の虎はいない」と考える中国にとって、東アジアという
一つの山にいる日本は中国が生き残るためには屈服させるべきもう一匹の虎であった。
特に、中国に屈服することを拒否する日本の右派は打倒すべき敵であった。
すなわち、日本の軍国主義と右派を重ねることができれば、中国共産党が主張するように
「日本軍国主義は中日両国人民の敵」なのである。

元来、共産主義者にとって味方は各国の労働者階級であり、敵は自国を含む世界の資本家であった。
しかし「中華民族の偉大な復興」という民族主義をスローガンにする現在の中国共産党政権は、
民族対民族という構図で国際関係をとらえている。日本の左派も日本人であり、屈服させる
日本の一部ではあるが、敵の敵は味方である。

日本の左派と中国という国家は、左派の敵である過去の日本軍国主義と中国の敵である現在の
日本を重ねることによって共闘できるという側面がある。従って、中国は日本の左派を
取り込んだ形で日本という国家との競争を有利に展開しようとしている。 >>2へ続く

URLリンク(www.sankei.com)


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