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★米、日本に協調要求へ…対露足並みの乱れ懸念
2015年06月07日 14時36分
【ワシントン=白川義和】米政府は、安倍首相の独自の対露外交が
ロシアへの制裁圧力や先進7か国(G7)の結束を弱めかねないと懸念している。
オバマ米大統領はG7サミットを7日に控え、制裁継続などを改めて訴えてきた。
サミットでは、米国と足並みをそろえるよう日本に求める構えだ。
オバマ大統領は5日、ウクライナのポロシェンコ大統領との電話会談で
「停戦合意のすべての条項が満たされるまで、ロシアと分離派(親露派武装集団)に
科す代償を維持する必要」を強調し、対露制裁を継続する方針を示した。
ベン・ローズ米大統領副補佐官も4日の電話記者会見で、「圧力の継続が重要だ」と
述べ、欧州連合(EU)が今月下旬の首脳会議で対露制裁の延長を決めるべきだ
との考えを示した。オバマ政権は、安倍首相がプーチン露大統領の年内訪日に向け、
調整を進めようとしていることに対しても、「対露圧力の結束を弱める」として
慎重な検討を促している。
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