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【中国の本性】日本のAIIB不参加は賢明 罠にはまるかどうか見ている - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/06/05 16:44:40.00
★【中国の本性】日本のAIIB不参加は賢明 罠にはまるかどうか見ている
2015.06.05

日本では、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加すべきかどうかが、
ホットな論題となっているが、私の故郷・台湾では違う。政権与党・国民党は創設メンバーから
除外されても、なおも参加を熱望しているが、民間では「百害あって一利なし」という意見が大勢である。

台湾人がAIIB参加を望まない理由は「運営方法が不透明だから」だが、その根底には、
中国人の発想を知り抜いていることがある。AIIBは、中国の国策「陸と海の新シルクロード
経済構想(一帯一路)」とペアとされるが、中国人には「人類のため」とか「地域のため」
といった発想はなく、常に「自国(自分)のため」なのだ。

ここ20年、台湾の対中投資は総投資金額の80%を超えている。
台湾の対中投資は外資として計算されないが、長期にわたり中国の国内投資の半数を占めている。
結果的には、それが台湾の産業空洞化をもたらし、「格差の拡大」が社会問題にまでなっている。
肥えたのは、国民党の政府高官と、「紅頂商人」と呼ばれる大企業のみだ。

中国の経済成長は持続的投資で支えられているが、同国経済の衰退はハッキリしている。
中国の外貨準備は昨年6月末をピークに減り続け、ピーク時に比べて昨年12月末で1500億ドル
(約18兆5790億円)減、今年3月末2630億ドル(約32兆5750億円)減となった。
習近平指導部は3月の全人代(全国人民代表大会)で、これまでの「成長」から「安定」へ政策転換した。

「保八」(8%以上の成長率維持)ができなくなると、年に1500万人前後も増え続ける
労働者の雇用先が確保できない。中国にとって失業問題は深刻だ。これ以上、「蟻族」
(大卒でありながら良い仕事に就けない若年者層)や、「鼠族」(地下の劣悪な環境で
生活する出稼ぎ労働者)が増えれば、反体制暴動に発展しかねない。

こうした経済状況のなか、AIIBは「政治的計算」で発案されたとみられる。
多国間銀行の看板を掲げて、国際金融市場からの借り入れを容易にする「自国のため」の計算なのだろう。

習国家主席による汚職追放は、その思惑とは逆に資本逃避と資金洗浄を加速させた。
ヒトとカネの祖国大脱走が起こっている。「中国が世界最貧国へ転落するのはいつか」
という予想もしきりに出されている。

AIIBには、英国やドイツ、フランスなど50カ国以上が参加に名乗りを上げているが、
その大半が他力本願である。中国の外貨残高はいまだに世界一だが、実際にAIIBで運用や
投資が可能な金額には疑問が多い。

日本や米国がAIIB参加を見合わせているのは実に賢明な選択だ。中国は、日米が罠にはまるか
どうかを見ながら、最近ではやや弱気になって、アジア開発銀行(ADB)との「相互補完関係」
を強調せざるを得なくなっている。

■黄文雄(こう・ぶんゆう) 文明史家、評論家。1938年、台湾生まれ。
64年、留学のため来日し、早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院西洋経済史学修士。
現在、拓殖大学日本文化研究所客員教授。1994年、台湾ペンクラブ賞を受賞。
著書に「中国人が死んでも認めない捏造だらけの中国史」(産経新聞出版)、
『米中韓が仕掛ける「歴史戦」』(ビジネス社)など。

URLリンク(www.zakzak.co.jp)


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