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★FIFA、アンリのハンド問題を資金提供でもみ消し。アイルランド協会幹部が暴露
2015年06月05日(金)9時30分配信
複数幹部が贈収賄や資金洗浄の疑いで逮捕された汚職事件に揺れる国際サッカー連盟
(FIFA)が、2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の欧州予選で“疑惑のゴール”
によって本大会出場を逃したアイルランドサッカー協会(FAI)に資金提供を行っていた
ことが分かった。
アイルランドは2009年11月18日に行われたW杯欧州予選プレーオフの2ndレグでフランス
代表と対戦。2戦合計スコアをタイに戻して延長戦に突入したものの、相手チームに所属
するFWティエリ・アンリのハンドがきっかけで生まれたDFウィリアム・ギャラスの決勝
ゴールによって敗戦を喫した。試合後、FAIはFIFAに再試合の実施を求めたが、
結局受け入れられず、フランスがそのまま本大会に出場した。
しかし、FAIのチーフエグゼクティブ(最高責任経営者)を務めるジョン・デレーニー氏が
現地公共放送(RTE)に公表した声明によると、FIFAは再試合を求める法的措置を回避する
見返りとしてFAIとサッカー競技場建設に向けた500万ドル(約6億2千万円)の融資に関する
合意があったようだ。この資金はアイルランドが2014年W杯に出場すれば返済することに
なっていたが、予選を突破できなかったために無効となった。なお、欧州サッカー連盟
(UEFA)からも同競技場のために同額の資金を受け取ったと証言している。
URLリンク(www.footballchannel.jp)
★反則抗議後にFIFAから多額の資金
6月5日 8時24分
2010年のサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会のヨーロッパ予選でフランスに
敗れたアイルランドが、フランスの選手に反則があったと抗議したあと、法的な手段に
訴えないようFIFA=国際サッカー連盟からアイルランドのサッカー協会に多額の
資金が提供されていたことが明らかになりました。
これは、アイルランドサッカー協会のディレイニー会長が4日、地元の公共放送
RTEのラジオに出演して明らかにしたものです。
2010年のサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会を前に行われたヨーロッパ予選で、
フランスに敗れて大会出場を逃したアイルランドのサッカー協会は、フランスのアンリ選手が
手を使って決勝点をアシストしたと抗議し、再試合や特別枠での出場を求めましたが、
FIFAは認めませんでした。
ディレイニー会長は、FIFAからの資金提供について「協会が法的な手段に訴えないように
するためのものだった」と認めたうえで合法的な取り引きだったと説明しました。
一方、FIFAは500万ドル(日本円で6億円余り)をスタジアムの建設資金として
アイルランドサッカー協会に貸し付け、最終的に提供したと説明しています。
今回の証言で、試合の判定を巡る抗議が水面下で多額の資金によって処理されたことが
明らかになり、FIFAの金権体質とアイルランド側の対応に批判が高まりそうです。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)