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★米政府職員の個人情報に不正アクセス、約400万人 中国が関与か
2015年06月05日 11:49 発信地:ワシントンD.C./米国
【6月5日 AFP】(一部更新)米政府は4日、連邦政府職員少なくとも
400万人の個人情報がハッカーにアクセスされた可能性があると認めた。
中国からのハッカー攻撃とみられ、アクセスされた個人情報には退職した
職員のものも含まれているという。
米連邦政府人事局(Office of Personnel Management)によると、
ハッキングが発覚したのは今年4月。人事局は個人情報がアクセスされた
可能性のある約400万人に通知するとしたうえで、不正アクセスされた情報の
件数が増える可能性もあると付け加えた。
連邦政府人事局は、秘密情報の取扱担当者や採用候補者の身辺調査情報など
膨大な量の個人情報を扱っている。バラク・オバマ(Barack Obama)大統領や
政府高官、情報機関関係者の個人情報へのハッキングの有無は現時点では不明。
米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)など複数の米メディアは、
米政府関係者の話として今回のハッキング攻撃の背後には中国のハッカーが
いると伝えている。捜査は米連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省(Department
of Homeland Security)の主導で行われるとされている。
人事局は、セキュリティー対策を強化する前の昨年後半にハッキングが始まって
いた可能性があり、不正アクセス被害が判明した職員への通知は6月8日から行うと説明した。
中国共産党の一党独裁支配のもと巨大なサイバーセキュリティー・監視組織を
持つ中国は最新の国防白書のなかで、人民解放軍(People's Liberation Army)
の「サイバー部隊」の拡充を加速する方針を明らかにしている。
一方の米国はここ数か月、サイバー攻撃に対する強硬姿勢を一段と強めており、
米サイバー軍(US Cyber Command)司令官も兼任しているマイケル・ロジャーズ
(Michael Rogers)米国家安全保障局(National Security Agency、NSA)局長は、
将来的にはサイバー攻撃を受ければ通常兵器で対応することもありうるとの見解を示していた。
URLリンク(www.afpbb.com)
★米政府 400万人分の個人情報流出か
6月5日 6時58分
アメリカ政府で職員の人事情報を管理する部局のコンピューターシステムが何者かに
不正に侵入され、連邦政府の職員などおよそ400万人分の個人情報が流出した
おそれがあることが分かり、FBI=連邦捜査局が捜査しています。
アメリカ政府の職員の人事を管理する連邦人事管理局は4日、
コンピューターシステムが何者かに不正に侵入されたと発表しました。
連邦人事管理局によりますと、ことし4月、外部から不正なアクセスがあった
ことが発覚し、その後の調べで、連邦政府の職員や元職員およそ400万人分
の個人情報が流出したおそれがあることが分かったということです。
連邦人事管理局は、被害に遭ったおそれがある職員らに対して事件を通知し、
注意を呼びかけています。
アメリカの有力紙ワシントン・ポストは、アメリカ政府の当局者の話として、
中国のハッカーによる犯行だと伝えています。
ただアメリカ政府は、どこから不正なアクセスがあったかについては公式には
明らかにしておらず、FBI=連邦捜査局が捜査しています。
アメリカではことしに入って、大手医療保険会社が大規模なサイバー攻撃を受けて、
およそ8000万人分の個人情報が盗まれたとみられることや、プロバイダーから
10億件を超えるメールアドレスが盗まれたことが明らかになるなど、
サイバー攻撃の被害が深刻になっています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)