15/05/28 12:29:58.66
★発電事業の補助金約５億円を詐取、３人逮捕
バイオディーゼル発電事業を巡り、約５億円の補助金をだまし取るなどした疑いで、
東京地検特捜部は２７日、発電会社の社長ら３人を逮捕した。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、発電会社「テクノ・ラボ」の社長・岡登和得容疑者（５５）。
国は東日本大震災以降、新たな発電事業に補助金を支給しているが、岡登容疑者は
バイオディーゼル発電を行うとウソをつき、５億円の補助金をだまし取った疑いが
持たれている。関係者によると、発電所の予定地には発電機が置いてあるだけで
送電線はなく、電力会社との契約も結んでいなかったという。
一方、特捜部は、岡登容疑者と提携し、発電事業を始めるとウソの発表をした疑いで
「石山ゲートウェイホールディングス」の元社長・三木隆一容疑者（６８）ら２人も逮捕した。
特捜部は２７日、岡登容疑者の会社など関係先を家宅捜索していて、今後、岡登容疑者と
三木容疑者の共謀関係についても解明を進めるものとみられる。(05/28 02:56)
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★発電機「１台４千万円」…実は５００万円ほど？ 震災補助金５億円詐取の発電会社
2015.5.28 05:00
「この先、どんな疑いがかけられようとも正々堂々と対応します」－。
２７日、東京地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された発電会社「テクノ・ラボ」社長、
岡登和得容疑者は逮捕前、産経新聞の取材に文書でこう回答していた。
岡登容疑者の強気の言葉とは裏腹に、「１台約４千万円」と国側に報告された
発電機の購入費について、特捜部はその４分の１程度と認定した。
問題となった補助金は東日本大震災後の電力不足を機に新設された。自家発電設備を設置し、
余剰電力を電力会社へ供給する中小事業者に導入費や燃料費の半分を５億円まで補助する。
岡登容疑者は、平成２６年５月ごろ、ディーゼル発電機２５台の購入に約１０億円かかった
などとする虚偽の報告書を国側に提出、資源エネルギー庁所管の補助金５億円を不正に
受給した疑いが持たれている。
事件の端緒は「石山ゲートウェイホールディングス」による架空取引疑惑。同社は発電機を
テクノ社に転売したと主張していたが、実際はテクノ社が直接購入した可能性がある。
テクノ社は発電機を１台約４千万円で購入したと報告。しかし石山ゲート社が設置した
第三者調査委員会は「類似の発電機は１台５万３千ドル（当時の為替レートで約５００万円）」と指摘。
特捜部は、購入費は計約２８０万ドル（同約２億７千万円）、１台約１千万円だったと認定した。
同社は補助金を受給した直後の２６年７月、東京都新宿区に８階建ての自社ビルを購入していた。
岡登容疑者は逮捕前、「（購入費の水増しは）事実ではない」と全否定し、
「１台５００万円で購入可能であれば１００台でも２００台でも即購入したい」と強調。
補助金については「バイオマス発電に計画変更するため、返還する」としている。
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