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【古森義久】「態度軟化」の中国が腹の底で考えていること まるでデジャブ、15年前の二階訪中団との共通点とは - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/05/27 16:48:36.26
★「態度軟化」の中国が腹の底で考えていること まるでデジャブ、15年前の二階訪中団との共通点とは
2015.5.27(水) 古森 義久

中国の習近平国家主席が、日本の観光業界関係者約3000人を前にして対日和解の呼びかけとも思える演説をした。

だが、その言葉の行間には、日本国内で安倍政権への批判をあおるという計算が露骨ににじんでいた。
さらに背後には、最近の米国の対中硬化に対応する戦略的な意図も見て取れた。

■なにがなんでも「友好」を唱える二階氏

5月23日、北京の人民大会堂で習主席が行った演説は、中国の対日政策の軟化を思わせる内容だった。
だがこの種の演説は多角的な解釈が欠かせない。同主席の言葉をよく吟味すると、
日本への従来の批判や圧力はまったく緩めておらず、むしろ日本国内の分断を目論んでいることが分かる。

人民大会堂に異様なほど多数の日本人が座って、中国の国家主席の壇上からの言葉に耳を傾ける。
それは私にとってデジャブ(既視感)のある光景だった。

産経新聞中国総局長として北京に駐在していた2000年5月、観光交流使節団という日本からの
訪中グループ約5000人が、まったく同様に人民大会堂に集まり、江沢民国家主席(当時)の言葉に
耳を傾けていたのだ。私もその場にいて一部始終を目撃していた。その15年前の光景と今回の展開とは、
気味の悪いほど酷似点が多いのである。

当時も現在も、日本側の主役は二階俊博(にかい・としひろ)衆議院議員である。二階氏の肩書きは
当時は現職の運輸大臣、現在は自民党総務会長と肩書は異なるが、自分の管轄あるいは影響下にある
日本側の業界に指示を出し、訪中者を大量に動員するという手法は変わらない。

二階氏は日本の政界を代表する親中派と言ってよい。中国側の理不尽な言動も一切批判しないという点で
「媚中」と評されたこともある。日本と中国との関係を、とにかく中国側が求めるような形で良好に
保とうとする姿勢は長年一貫している。

今回も人民大会堂の会場で習主席と会った際、習氏が単に片手で握手を求めたのに対し、
二階氏は両手を添えて相手の手を握り、しかもそのまま相手の手を高く持ち上げようとした。
いかにも友好を強調するような、悪く言えば媚びても見える動作だった。

二階氏は会合での声明や習氏との挨拶でも、日中友好や民間レベルの交流の重要性をもっぱら説いていた。
両国間の緊張を高めている中国側による尖閣諸島領海への頻繁な侵入、そして核拡散防止条約(NPT)
再検討会議での日本の「各国首脳の広島、長崎訪問」提案を中国側が削除要請したことなど、
目前の日中間の課題には少しも触れなかった。なにがなんでもとにかく「友好」を唱えるという姿勢なのだ。

一方、習主席の言葉は対照的だった。「中日関係発展の重視」を語りながらも、「いまの日本で軍国主義を
美化し、歪曲する言動は許されない」「日本国民も戦争の被害者であり、歴史の歪曲には(中国と日本国民が)
ともに戦おう」などと述べたのだ。明らかに安倍晋三首相とその政権を日本国民から切り離して、
安倍政権だけを非難するという「分断」の狙いがあることは明白だった。

また、習主席は日本の遣唐使についても述べ、日本が中国への朝貢外交を続けていた
歴史を現代の友好というオブラートに包むような形で語るのだった。

■江沢民も習近平もサプライズで登場

さて前述のように、今回の二階訪中団の動きと中国側の対応は、2000年5月に5000人規模の
二階訪中団が北京を訪れた時とあまりに似た点が多い。

まず、日中関係が基本的に冷えこんでいるという状況が重なる。しかも、日本の訪中団の前に
国家主席が登場するのは、当時も今回もサプライズだった。2000年も江主席が出てくることは
事前に知らされていなかった。おまけに江主席だけでなく、胡錦濤国家副主席(当時)まで
登場したので、日本側は大いに驚いた。もちろんその登場は二階訪中団を大いに喜ばせた。
>>2へ続く

URLリンク(jbpress.ismedia.jp)


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