15/05/26 13:00:58.41
★炭素繊維を不正輸出か 商社会長取り調べ
5月26日 8時14分
核兵器や戦闘機の開発などに転用されるおそれがあるため輸出が厳しく
規制されている炭素繊維を、中国に不正に輸出した疑いが強まったとして、
警察は、兵庫県芦屋市にある化学製品を扱う商社の会長の取り調べを始めました。
容疑が固まりしだい、外国為替法違反の疑いで逮捕する方針です。
取り調べを受けているのは、兵庫県芦屋市の化学製品を扱う商社の会長です。
警察の調べによりますと、会長は平成22年1月、国の許可を受けずに大量の
日本製の炭素繊維を大阪港から中国に不正に輸出した、外国為替法違反の疑いが
持たれています。
炭素繊維は鉄のおよそ4分の1の軽さで10倍の強度があり、自動車の車体や
テニスのラケットなどに幅広く活用される一方、核兵器や戦闘機の開発など
軍事目的に転用されるおそれがあるため、輸出が厳しく規制されています。
警察によりますと、会長は炭素繊維を韓国に輸出するとうその申請をし、
韓国のプサン(釜山)の港を経由して中国に運んでいたとみられるということです。
警察は会長の取り調べを始めていて、容疑が固まりしだい外国為替法違反の疑いで逮捕する方針です。
警察は、この会社が炭素繊維を中国に運んだいきさつやルートなどを詳しく調べて、
実態の解明を進めることにしています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
★炭素繊維を中国に不正輸出容疑、会社会長ら逮捕
2015年05月26日 10時34分
ミサイルなどの兵器製造に転用可能な炭素繊維を中国に不正輸出したとして、
兵庫県警外事課は26日、同県芦屋市の貿易会社「ポリケミカルズリミテッド」
会長・近藤正二容疑者(75)ら3人を外為法違反(無許可輸出)容疑で逮捕した。
兵器転用の恐れがある機器や技術は、国際的な取り決めで貿易が制限されている。
一定以上の強度がある炭素繊維は経済産業相の許可が必要な「リスト規制」の対象と
なっており、炭素繊維の不正輸出を巡る逮捕は初めてという。
県警によると、近藤容疑者ら3人は、強度が高い国内メーカー製の炭素繊維数千キロを
韓国・光州市の企業に販売すると偽って申請し、許可を不正に取得。2010年1月、
大阪・南港から韓国・釜山経由で、中国に輸出した疑い。
炭素繊維は中国・人民解放軍の関連先に渡った可能性があるといい、
県警は、軍需物資の製造に転用された疑いもあるとみて調べる。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)