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★ＡＰＥＣ貿易相会合が閉幕 「質の高いインフラの重要性強調」
2015/5/24 19:53
【ボラカイ（フィリピン中部）＝八十島綾平】21カ国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議
（ＡＰＥＣ）の貿易相会合は24日、共同声明を採択して閉幕した。声明にはインフラの質を
重視した開発が重要とする日本の提案が盛り込まれた。
共同声明は「環境に優しく、災害に強い、質の高いインフラの重要性を強調する」と明記。
参加国間で政府調達や入札などの相互評価の枠組みをつくる日本の提案を今後具体化する。
日本の提案には東南アジア５カ国から期待の声が上がるなど、一定の評価を得た。
中国などから反対はなかった。
日本がインフラの質を強調する背景には、アジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）を主導する
中国が域内で存在感を高めていることがある。ＡＩＩＢへの参加の判断を留保している
日本としては、ＡＩＩＢから資金供与を受ける可能性のある国に日本の考え方を浸透させたい考えだ。
高品質で環境に配慮したインフラや技術への需要をアジアで高め、日本企業がアジアで稼ぐ土台の構築にもつなげる。
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)