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★5施設「協会脱退含め検討」 追い込み漁のイルカ入手禁止で
2015/5/24 23:07
日本動物園水族館協会(東京)が和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を会員施設に
禁止したことを受け、現在イルカを飼育する34の会員施設のうち5施設が、太地町からの入手を
継続するため、協会脱退を含めた検討をしていることが24日、共同通信の各施設への取材で分かった。
ほかに2施設が、将来的に脱退を検討する可能性を認めた。
一方で残留を明言したのは全体の半数近くの16施設。7施設は未定、4施設は回答しなかった。
追い込み漁を問題視する世界動物園水族館協会(スイス)の通知を受け、日本協会が会員による
投票で追い込み漁のイルカ入手を禁止した後の22~23日、電話で今後の方針や繁殖についての考えを聞いた。
脱退を含め検討していると答えたのは、登別マリンパークニクス(北海道)、あわしまマリンパーク(静岡)、
下田海中水族館(静岡)、くじらの博物館(和歌山)、大分マリーンパレス水族館うみたまごの5施設。
一部は自前での繁殖に成功している。ある館長は「花形のイルカが消えてお客さんが2~3割減れば、
倒産は避けられない」と話した。
全体の半数以上の施設が「繁殖に取り組む」としたが、繁殖用プールがない施設や、
雌しか飼育していない施設も多く、各施設は「設備だけでなく技術的な問題が大きい」
「出産は10例以上あったが、1頭も育っていない」などと訴えた。
世界動物園水族館協会が4月、1カ月以内に改善されなければ日本協会を除名すると通知した。
日本協会は会員152施設(動物園89、水族館63)による投票を実施。残留が離脱を上回ったため、
日本協会は会員が追い込み漁イルカを入手することを禁止し、世界協会に残留すると決めた。〔共同〕
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