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★【ニッポンの新常識】モータースポーツで活躍する日本人たち 「例の国々」が日本に挑むのは無謀
2015.05.23
5月16、17日、千葉市の幕張海浜公園で「レッドブル・エアレース」が国内で初めて開催された。
単発のプロペラ機を用いて1機ずつタイムを競う飛行機レースの世界最高峰だが、
選び抜かれたわずか14人の中に、日本人の室屋義秀(むろや・よしひで)選手がいる。
各選手の経歴を見ると、元空軍のエースパイロットや、アクロバット飛行隊の現役軍人もいる。
一方、室屋選手は中央大学時代に航空部に所属し、そこから苦労を重ねてエアレース・パイロットにまで登り詰めた。
最終結果は8位だったが、今大会での最速タイムは室屋選手が記録した。今後、飛躍的な活躍が期待できると思う。
室屋選手の経歴を知って思い出したのが、現在米国のインディカー・シリーズで活躍する
レーシングドライバー、佐藤琢磨(たくま)選手だ。
彼はインターハイで優勝するなど、19歳までは自転車選手として活躍した。
だが、小学生の時に鈴鹿サーキットで見たF1への憧れを捨てきれず、早稲田大学を中退して四輪レースの世界に進んだ。
そして、わずか5年でF1ドライバーに昇格した。最高成績は3位表彰台。
インディカーに移ってからは、日本人初優勝を遂げている。外見やトークは穏やかな好青年だが、秘めた闘志は誰よりも熱い。
世界中のモータースポーツは日本人と日本企業抜きでは成り立たない。
二輪ロードレースの最高峰クラスでは1975年以降、ホンダ、ヤマハ、スズキという日本メーカー以外で
年間タイトルを獲得したのは、2007年のドゥカティ(イタリア)だけである。
ホンダは二輪だけでなく、インディカーやF1にもエンジンを供給している。
また、ブリヂストンはF1とモトGPに長年タイヤを1社供給し続け、2つのカテゴリーのレベルを格段に引き上げた。
インディカーのタイヤも、ブリヂストン・グループのファイアストンが供給している。
モータースポーツの選手やサプライヤー、チームスタッフなどは、向上心あふれる勤勉な努力家ばかりだ。
物まねやパクリで楽をしたい人間は通用しない。強い意志と責任感を持ち、与えられた役割の中で最大限努力し、
それぞれの貴重なノウハウを共有しながら、チームワークで勝利を目指す。この分野で日本人が活躍するのは当然である。
人材、技術、訓練、意志、チームワークなどが勝敗を分ける点は、戦争と同じだ。
雑誌「Voice」6月号のインタビューで、私は「日本人は忍耐強いが、実は戦いはもっと強い」と話した。
「例の国々」は世界のモータースポーツをよく見て、日本に挑む無謀さに気付くべきである。
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