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★インドネシア海軍、中国密漁船を“爆破” 日本も毅然とした対応を求める声も
2015.05.22
他国の海域に侵入しては貴重な漁業資源を強奪してきた赤い大国に制裁が下った。
インドネシアは、領海内で不法操業し、拿捕（だほ）した中国漁船を「見せしめ」
として海上で爆破した。中国漁船の不法行為と言えば、尖閣諸島（沖縄県）の
領海侵犯に始まり、昨年は小笠原諸島（東京都）に大挙して押し寄せ、赤サンゴを
密漁したのは記憶に新しい。やられっぱなしの日本もインドネシア流を見習った
方がいいかもしれない。
インドネシアのスシ海洋・水産相は２０日、違反が確定した外国漁船４１隻の爆破を
発表した。爆破は船から乗組員を下ろした後で海軍などが行い、報道によると、
うち１隻は中国漁船（３００トン）でカリマンタン島西沖で少量の爆発物で沈めた。
同国近海は豊富な漁業資源に恵まれ、外国漁船の違法操業が野放し状態になっており、
今回、他にベトナム５隻、タイ２隻、フィリピン１１隻などを爆破処理したという。
中国側は２１日の定例会見で「建設的に漁業協力を推進し、中国企業の合法で正当な
権益を保証するよう望んできた」と不満を示し、インドネシア側に説明を求めたことを明かした。
中国漁船の他国領海での不法行為は後を絶たず、尖閣の領海侵犯に始まり、昨年９月、
赤サンゴの密漁目的に小笠原諸島付近に大挙して押し寄せたことでも知られる。
この赤サンゴ密漁問題では、水産庁が２１日、３月に実施した初の海底調査の結果を発表し、
海底に散乱する網などの漁具が中国漁船のものだと断定する見解を示した。
日本でも毅然とした対応を求める声が強まりそうだ。
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