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★容疑者鑑定留置請求へ 浜松の死傷ひき逃げ
2015年5月19日
浜松市中区鍛冶町のスクランブル交差点で、赤信号を無視して突っ込んだ乗用車が五人を
死傷させた事件で、静岡地検浜松支部は、自動車運転処罰法違反（過失致死傷）と
道交法違反（ひき逃げ）の疑いで逮捕、送検された中国国籍の浜松市東区有玉南町、
主婦于静（ユジン）容疑者（３２）の鑑定留置を近く請求する方針を固めた。
捜査関係者への取材で分かった。
三カ月ほどかけて専門医の精神鑑定を実施し、刑事責任能力の有無を検討する
必要があると判断したとみられる。捜査関係者によると、容疑者は事故当時の
状況について具体的な供述をしておらず、妄想めいた発言をしている。
事件は二日午前十時五十分ごろ、容疑者の運転する乗用車が横断中の男女五人を
次々にはね、同市中区上島四、主婦水鳥真希さん（３１）が死亡。
一緒にいた水鳥さんの夫（３１）や十カ月の長女など四人が軽傷を負った。
乗用車は片側一車線の市道で、信号待ちの先頭車両の右側に並んでいったん停止。
その後急発進し、五人をはねた後も二百メートルほど逃走、信号待ちの乗用車に
衝突する物損事故を起こして停車した。助手席に同乗していた会社員の夫（５５）は、
当初の浜松中央署の調べに「（妻が）興奮して加速してしまった。どうしようもできなかった」と話していた。
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