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★南シナ海を「中国のモルディブ」に、実効支配を強める中国―中国紙
配信日時:2015年5月19日(火) 1時39分
2015年5月17日、華西都市報は記事「中国のモルディブ建設を目指して―西沙諸島・永楽諸島」を掲載した。
ベトナムと中国の領有権争いが続くパラセル諸島(中国名:西沙諸島)。
中国は実効支配を強化するべく次々と手を打っている。2012年7月には西沙諸島、南沙諸島、
中沙諸島を統括する自治体・三沙市を設立した。また、客船による愛国ツアーを実施、
多くの中国人がこの地を訪れるようになった。
三沙市の市庁舎が置かれるパラセル諸島ウッディー島(中国名:永興島)には救難センター、
漁業拠点が開設されたばかりか、島内全域をWi-Fiがカバーしている。漁民たちは夜になると
ウッディー島に戻り、スマートフォンで動画を楽しむこともできる。
観光客向けの海鮮レストランもオープンした。
だがこれだけでは終わらない。三沙市永興島工作委員会委員、弁事処副主任の郭勇(グオ・ヨン)氏は
さらなる観光整備を目指している。ウッディー島以外の島々にも港湾を整備し、真珠の養殖やホテル、
博物館、ダイビングスポットなどの整備を進めていく方針だ。目指すは「中国のモルディブ」。
世界に冠たる海洋リゾートを目標に掲げている。(翻訳・編集/増田聡太郎)
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