15/05/19 13:33:53.32
★人身売買組織の中心人物か 元政治家を逮捕 タイ
5月19日 4時04分
ミャンマーの少数民族ロヒンギャなど、人身売買の被害者とみられる人たちが乗った船が
周辺国の海域で漂流しているのが相次いで見つかるなか、タイの警察は人身売買組織の
中心人物だとして新たに元政治家の男を逮捕し、実態の解明を進めています。
ミャンマーの周辺国の海域では、政府から抑圧されているイスラム教徒の少数民族
ロヒンギャの人たちなど、数千人とみられる人々が複数の船で漂流していて、
各国が受け入れを拒むなか、その保護が課題となっています。
こうした人たちは、密航業者など人身売買組織の被害者とみられ、
タイの政府は組織の摘発に乗り出しています。
タイの警察は、今月、国境近くの山中で人身売買の被害者とみられる30人以上の遺体が
集団で埋められているのがみつかった事件に関連して、18日、元政治家の男を逮捕しました。
男は、リゾートホテルなどを経営する地元の有力者で、人身売買組織の中心人物だった
疑いが持たれています。
この事件を巡っては、地元の市長や警察の幹部などすでに30人以上が逮捕されています。
タイの政府による摘発が本格化して以降、人身売買組織が、拘束していた人たちを山の中や
船の上に放置して逃げ出す事態も起き、海で漂流する人たちの増加に影響しているとみられており、
タイの政府は人身売買の実態の解明を進めています。
■山中で複数の拠点見つかる
マレーシアとの国境に近いタイ南部の山中では、タイに上陸後、陸路、マレーシアへの
密入国をはかる人たちが人身売買の組織に拘束されていた拠点が複数見つかっています。
このうちマレーシアとの国境から10キロほど離れたところで見つかった拠点は、
天然ゴムのプランテーションの奥から、ジャングルを20分ほど歩いた場所にありました。
入り口付近には見張り役の男が監視のために登っていたという木があって、
その下にはたき火をしたような跡や、タバコの空き箱などが残されていました。
また3棟のテントが張られていたという場所は、警察によって撤去されていましたが、
無数の蚊が飛び交う劣悪な環境のなか、洋服や水の入ったボトル、それに即席麺の袋など
生活の痕跡が残されていました。地元の人によりますと、この拠点にはミャンマーの
少数民族のロヒンギャの人たちなどおよそ100人がいたものとみられていて、
その多くが人身売買の組織に見捨てられて食料も尽き、助けを求めに来たところを
保護されたということです。
マレーシアとの国境へはこの拠点から徒歩で3日はかかるということで、
より奥地で見つかった拠点の周辺からは、遺体が集団で埋葬された場所が見つかっています。
病気などで途中で死亡した人のほかに、身代金や追加の手数料などを人身売買の組織に
払うことができず、殺された人もいるという証言があり、タイの警察が調べています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
関連スレ
【国際】ミャンマーで迫害のロヒンギャ族が乗った難破船、マレーシアが領海入りを拒否 東南アジア諸国間で「人間ピンポン」状態に
スレリンク(newsplus板)
【国際】ノーベル平和賞のスーチー氏も無視するミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ族の迫害 逃亡先のタイで人身売買の被害か
スレリンク(newsplus板)