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★栗林中将らの心受け継ぐ 顕彰する研究会、長野で解散総会
05月16日(土)
長野市出身の旧日本陸軍の軍人2人を顕彰する「栗林忠道・今井武夫顕彰研究会」
(中沢弘行会長)が15日、会員の高齢化のため、同市内で開いた総会を最後に解散した。
2009年の設立時から事務局長を務めた原山茂夫さん(86)は「客観的に情勢をとらえ、
極力戦いを避けようとした2人の和平の心を今後も受け継いでいく」と話していた。
栗林忠道中将は太平洋戦争末期の硫黄島の戦いを指揮して戦死、
今井武夫少将は日中戦争の端緒となった盧溝橋事件などで和平工作を展開した。
ともに開戦や戦争拡大に批判的だったとされる。
研究会は、08年に当時の航空幕僚長が政府見解に反して中国侵略や朝鮮半島の
植民地支配を正当化し、憲法上制約がある集団的自衛権の行使を主張したことへの
危機感から、有志らが設立した。
この日は総会に先立ち、2人の遺族らが講演。栗林が大叔父に当たる同会顧問の
栗林直高さん(70)は、硫黄島で遺骨収集をした際、栗林の遺族から謝罪が
ない―と別の遺族に言われ、考えた末に頭を下げると、握手を求められて
「ありがとう」と言われたと紹介した。取材に「私も重い荷を背負って
いかなければならない。正しい歴史を知る努力ととともに、
相手の心情を理解する努力も大切。国と国も同じだ」と話した。
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