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★【アシアナ機着陸失敗】機長、衝突2秒前に着陸やり直しも フライトレコーダー分析で推察
2015.5.13 15:42
広島空港でソウル発のアシアナ航空162便エアバスA320型機が着陸に失敗した事故で、
運輸安全委員会は13日、現時点でのフライトレコーダー(飛行記録装置)などの分析結果を公表。
事故直前に視界が急激に悪化する中、機長が事故直前に着陸をやり直そうとした可能性が浮上したとしている。
運輸安全委によると、フライトレコーダー(飛行記録装置)からは、着陸まで顕著なスピードの変化や
急上昇や急降下も確認されず「下降(乱)気流に巻き込まれた可能性は現時点では低い」としている。
ただ、機長は、着陸に際し、自動運転から手動運転に切り替えていたが、着陸誘導用の無線設備に
衝突する約2秒前にエンジン出力を上げ、操縦桿(かん)を引いて機首を上げようとしていたという。
担当者は「機長が着陸復行(やり直し)の操作を行った。その直後に(無線設備に)衝突した」と推察している。
その操作を機長が行った当時、事故機が着陸した滑走路の東側の視界は急激に悪化していたことも判明した。
運輸安全委の分析によると、事故の約2分前に1800メートルあった視程が最終的に300~450メートル
まで落ちていたという。
一方、機長らと管制官とのやりとりなどを捉えたボイスレコーダー(音声記録装置)や
聞き取り調査の内容は、「慎重な取り扱いを要する」として一切公表しなかった。
また、今回、運輸安全委は、アシアナ航空を監督する韓国と、エアバス社を管轄するフランスの
事故調査当局と公表内容のすり合わせを実施。双方の了解を得られたため、公表に踏み切ったとしている。
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