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★歴史学者187人の声明は反日勢力の「白旗」だった
大きく後退した慰安婦に関する主張
2015.5.13(水) 古森 義久
慰安婦問題で日本を長年糾弾してきた米国の日本研究者たちが、
「日本軍が20万人の女性を強制連行して性奴隷にした」という年来の主張を一気に撤回した。
この主張には本来根拠がなかったのだが、ここにきてやっと日本側の主張を間接的にせよ認めたのである。
日本側にとっては、歴史問題ではやはり相手の不当な攻撃に屈せず、正しい主張を表明し続けることの
必要性が証明されたことになる。
■歴史への向き合い方を日本に「説教」
この米国側の「撤回」は、日本の大手新聞各紙も報道した「米国などの日本研究者187人の声明」によって
明らかとなった。この声明は「日本の歴史家を支持する声明」と題され、英語と日本語で公表された。
表題こそ日本の一部の歴史研究者たちへの支持という形をとっていたが、実際の内容は、安倍晋三首相や
日本政府に対する慰安婦問題など歴史案件での要望や指示だった。この声明は首相官邸にも送られたという。
同声明の主要部分は安倍政権の歴史観、特に慰安婦問題への姿勢に遠まわしながら注文をつけていた。
朝日新聞はそのことを一面記事として大きく報道し、全文までを掲載した。
同声明は日本の戦後70年の平和的な実績を賞賛しながらも、第2次大戦での「過ち」について
「全体的に偏見なく清算する」ことを求めていた。慰安婦問題などでは「安倍首相の大胆な行動」
を要求するというが、それ以上に具体的な求めは明示していない。
だが、実際にはこの声明は、日本政府に対しても日本国民に対しても、過去への心の持ち方を指示し
説教するような口調に満ちていた。外国の学者や研究者が、他の主権国家の政府や国民に精神や心の
持ち方についてあれこれ要求し、指示するというのは、考えてみれば傲慢そのものである。
「あなた方になぜそんな資格があるのか」と問いたくもなる。日本人の学者たちが連名で米国の
オバマ大統領に「過去の直視」の仕方を説く書簡を出すことを考えてみれば、その専横さが分かるだろう。
声明は、慰安婦問題で長年日本を叩き続けてきたコネチカット大学のアレクシス・ダデン教授が中心と
なって作成し、ハーバード大学のエズラ・ボーゲル名誉教授やイギリスのロンドン・スクール・オブ・
エコノミクスのロナルド・ドア元教授という長老格や新進の日本研究の学者や専門家が名を連ねて
署名していた。大多数は米国の学者たちだが、オーストラリアの研究者なども含まれていた。
同声明は日本政府への要求として以下のようなことを書いていた。
「今年は、日本政府が言葉と行動において、過去の植民地支配と戦時における侵略の問題に立ち向かい、
その指導力を見せる絶好の機会です。四月のアメリカ議会演説において、安倍首相は、人権という
普遍的価値、人間の安全保障の重要性、そして他国に与えた苦しみを直視する必要性について話しました。
私たちはこうした気持ちを賞賛し、その一つ一つに基づいて大胆に行動することを首相に期待して
やみません。」(原文のまま)
要するに日本の首相への指図なのである。日本の首相は日本国民の多数派により民主的に選ばれているから、
この指図は日本国民への高圧的な説教だとも言える。日本をまるで彼らの精神的な植民地のように扱って
いるかにも見えてくる。占領軍のGHQ的な思想警察現代版でも気取っているのだろうか。
■日本軍が「20万人を強制徴用」と断じてきた研究者たち
しかしこの声明の最大の特徴は、慰安婦問題に関して米国の日本研究者、
日本歴史学者たちが長年叫び続けてきた主張を引っ込めてしまったことである。
その主張を簡単にまとめると次のようになる。
「日本軍は組織的に20万人もの女性を強制連行して慰安婦とし、性的奴隷にしていた」
この主張には根拠がない。しかし米国や国連ではその虚偽の主張が長年まかり通ってきた。
今回の187人の研究者の中心となったダデン氏のような米国の日本歴史学者たちが、
政治色の濃い虚構の発言を繰り返してきたからである。 >>2へ続く
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