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★「普天間で枯れ葉剤被害」 元米兵、帰国後に発症訴える
奥村智司2015年5月9日19時34分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で1980年代初め、米軍がベトナム戦争で使った
「枯れ葉剤」が埋められて一帯を汚染していた可能性があると、元米兵の男性が朝日新聞の
取材に語った。男性は枯れ葉剤が原因で病気を発症したとして米政府に補償を求めているが、
米政府は沖縄への枯れ葉剤持ち込み自体を認めておらず、補償は必要ないとの立場を取っている。
男性は、2002年に米海兵隊を退役したクリス・ロバーツ氏(60)。
現在は米ニューハンプシャー州議員を務める。電話と電子メールで取材に応じた。
ロバーツ氏は80年12月~81年11月、施設整備のチーフとして普天間飛行場に勤務。
81年夏、滑走路の端近くの土中で見つかった100本以上のドラム缶の撤去を上司に命じられた。
一部は破損して液体が流れ出たが、折からの台風で現場が水浸しになる中で、
部下の米兵や沖縄の基地従業員と一緒に首まで水につかって排水作業にあたった。
その後、沖縄から米本国の基地へ戻ったが、ぜんそくや心臓疾患、前立腺がんなどを次々に発症。
退役後の09年、「基地内で何らかの化学物質にふれたのが原因だ」と訴え、
退役軍人省に健康被害の補償を求めた。
「あなたは典型的な枯れ葉剤由来の症状だ」。3年前、診察を受けた同省の医師に、
ロバーツ氏は告げられたという。米軍が大量の枯れ葉剤を使用したベトナム戦争には
従軍しておらず診断に驚いたが、普天間のドラム缶を思い出した。
URLリンク(www.asahi.com)
1981年、米軍普天間飛行場で見つかったドラム缶を米軍が運び出す様子。「上官の対応に違和感を感じたので、写真を撮って保管していた」(写真提供者のクリス・ロバーツ氏)
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沖縄での枯れ葉剤被害の補償を米政府に訴えているクリス・ロバーツ氏
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米軍嘉手納基地の跡地から一昨年6月に掘り出されたドラム缶=沖縄県沖縄市
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