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★【軍事ワールド】韓国“自業自得”の苦境…英ロイズが客船事故の保険支払いを拒否 次期戦闘機も米の技術移転は許されず
2015.5.8 11:00
韓国で昨年4月に起きたセウォル号沈没事故で、世界最大の保険組織・英ロイズ保険組合が
保険金支払いを拒否する可能性が高いと現地メディアが報じた。一方、軍の次期戦闘機の
開発計画では、米国側がレーダーなどの重要な軍事技術の提供を拒否していたことが判明。
セウォル号では常態化していた過積載や船長・乗員の事故後の対応が、戦闘機では機密扱い
の技術の管理態勢などがそれぞれ問題視され、協力が得られなかったとみられる。
さまざまな分野で「規則違反」が横行する韓国だが、そうしたツケが回ってきたといえそうだ。(岡田敏彦)
■政情不安に新たな火種
朴槿恵(パク・クネ)大統領が外遊から帰国し、過労による胃けいれんといん頭炎で療養。
経済面ではウォン高に見舞われ、首相は違法献金疑惑で辞職、ソウルで起きたセウォル号遺族ら
による反政府デモでは、バリケードがわりの警察車両(大型バス)約70台が破壊される被害…。
こんな“弱り目にたたり目”状態の韓国で、渦中のセウォル号遺族に対する保険金が支払われない
可能性が出てきたことを、韓国メディア「ネイバーニュース」が報じた。大型客船事故で保険金が
支払われないとはどういうことなのか。
■老舗の掟
セウォル号を運行していた清海鎮海運は、1人あたり3億5千万ウォン(約3850万円)の保険契約を
韓国海運組合と締結していた。同組合はさらに三星火災とコリアンリという「再保険会社」2社の保険に加入。
さらにこの2社は再保険引き受け専門の組織「ロイズ保険組合」(英国)に保険加入していた。
再保険とは、大規模な自然災害や大事故などの巨大なリスクは1社では対応し切れないため、
リスクを他の会社と分担するためのもの。ロイズ保険組合は1688年、ロンドンに開店した
喫茶店で保険業を始めたという老舗で、保険金はしっかり支払われると思われたが…。
■重過失の連続
セウォル号事故をめぐっては、もうけ主義に走った末の過積載やバラスト水の不適切な扱い、
運行の未熟さ、さらに救難措置を行わず真っ先に逃げ出した船長や船員など、とんでもない実態が
次々と明らかになった。こうした点が、保険の免責理由の「重過失」にあたるのでは-と、
今更ながら韓国保険業界で問題となったのだ。
このため三星火災とコリアンリの2社が、弁護士付き添いでロイズに出向いて議論すると報じられた。
ちなみに日本では身近な自動車保険の場合、酒気帯び運転すら重過失で免責事項となる。
清海鎮海運のオーナーは事故後遺体で発見され、韓国政府はその一族から4千億ウォン(440億円)
相当の資産を差し押さえるとされているが、朴大統領が国民に約束したセウォル号引き揚げ作業の
費用だけでも4千億ウォンを上回る見込み。1983年の大韓航空機撃墜事件同様、遺族への賠償額が
すずめの涙となる可能性もあるとみられている。
■海も空も信用不安
凪(な)いだ海でのフェリー転覆が約300人もの死亡事故に発展するのだから、保険会社も
運行関係者を信用できなくて当然だが、こうした信用不安は「空」にも広がっている。
韓国の次期主力戦闘機、KFX開発が“迷走”しているのだ。
開発計画が発表されたのは2001年。老朽化しつつあるF-5戦闘機やF-4ファントム戦闘機の
代替戦闘機を国産で開発、生産しようという野心的なプロジェクトで、米国の戦闘機メーカーから
レーダーに映らない「ステルス技術」など、最新技術を無償提供してもらおうと計画した。
■あれから14年…
ところが計画は遅々として進まず。紆余(うよ)曲折を経て今年3月、米航空機メーカーの
ロッキード・マーチンと組んだ韓国航空宇宙産業(KAI)と、欧州航空機大手のエアバスと
組んだ大韓航空の2社が開発事業に入札。結果、ロッキード・マーチンとKAIのチームが選ばれた。
>>2へ続く
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