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★幻の候補者 選挙ポスターは「へのへのもへじ」 芦屋
2015/4/29 05:30
12年ぶりに三つどもえの争いとなった芦屋市長選。しかし、告示日直前まで立候補を検討していた
「4人目の候補者」がいた。手にしていたのは「へのへのもへじ」を描いた奇抜な選挙ポスター。
話題を集めて市長選に挑もうとしたが、告示日(4月19日)になっても、供託金が集まらず、
立候補を断念した。
検討していたのは生活保護受給中の尼崎市内の男性(38)。告示直前の同15日夕になって、
突然、芦屋市選挙管理委員会に姿を現した。候補者届け出書や経歴調書などは提出し、
あとは供託金を支払うだけ。審査の手続きもほぼ終えていた。
男性は立候補の動機について、「受給者にも被選挙権があり、人の役に立てることを示したかった」
と説明。「へのへのもへじ」のイラストに自分の名前を書いただけの選挙ポスターを取り出し、
「若者に選挙に関心を持ってほしいという祈りを込めた」と述べた。
市選管は「直ちに公序良俗に反するものとはいえない」とポスター審査を許可。
しかし、男性は供託金が告示日までに集まらなかったという。
供託金は、売名や選挙妨害を目的とした立候補を抑制するための制度で、芦屋市長選は100万円。
有効投票総数の10分の1を獲得できない場合は没収される。(前川茂之)
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
男性が持参した「へのへのもへじ」の選挙ポスター(画像を一部加工しています)
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)