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★文化財被害受け識名園で点検
文化財などに油のような液体がかけられる被害が全国で相次いでいることを受け、
世界遺産に登録されている那覇市の識名園で、２７日、警察と市の担当者が警備体制を確認しました。
文化財などに油のような液体がかけられる被害は、県内では確認されていませんが、
奈良県や京都府など１１の府と県の３５の寺や神社に広がっています。
これを受けて、警察と那覇市は、識名園の警備体制を改めて確認することになり、
２７日は、警察官と市の担当者１１人が園内を巡視しながら今後の警備について話し合いました。
その結果、▼フェンスの高さが低くなっている場所に防犯カメラをつけることや、
▼地域のボランティアと連携して夜間、敷地の外の巡回を行うことなどを今後、
検討していくことになりました。
このうち、敷地外の巡回については、地域の見回りをしている自主防犯ボランティアの
団体に依頼して、対応が可能かどうか調整していくということです。
識名園を管理する那覇市文化財課の古塚達朗課長は「識名園ではこれまで被害は
確認されていないが、警察や地域のボランティアの人たちと連携して警戒していきたい」
と話していました。
04月27日 19時35分
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