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★陸自500人、宮古島に配備へ…防衛省方針
2015年04月26日 09時06分
防衛省は、南西諸島の防衛体制を強化するため、宮古島(沖縄県宮古島市)に
陸上自衛隊の警備部隊を配備する方針を固めた。
500人規模を想定し、関連する用地取得費などを来年度予算の概算要求に
計上したい考えだ。石垣島(同県石垣市)への配備も目指し、現地調査を開始する。
左藤章防衛副大臣が5月中に両島を訪れ、宮古島への配備と石垣島での調査にそれぞれ理解を求める。
陸自の警備部隊は、大規模災害や離島攻撃の際に初動対応を担う部隊だ。
特に、東シナ海と太平洋をつなぐ沖縄本島―宮古島間の海域は「戦略的な要衝」とされ、
防衛省は宮古島への早期配備を目指していた。活発な海洋進出を続ける中国を念頭に、
有事を見据えた地対艦、地対空ミサイルの配備も検討している。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
★連休明けに配備地提示 防衛省、宮古島の警備部隊 複数カ所 地対艦・空ミサイルも
2015.4.26 05:00
防衛省は25日、沖縄・宮古島での陸上自衛隊「警備部隊」の配備地について、
大型連休明けに宮古島市へ提示する方針を固めた。平成30年度末までに約600人
の隊員を置き、地対艦ミサイル(SSM)と地対空ミサイル(SAM)も配備し、
市内の複数箇所への配置を打診する。中国の離島侵攻の脅威を踏まえた南西防衛強化の
一環で、沖縄・与那国島への沿岸監視隊の配備に続き、実戦部隊の配備計画が本格化する。
左藤章防衛副大臣が宮古島市を訪れ、下地敏彦市長に配備地を提示する。
下地氏は部隊の受け入れの可否を検討。配備に同意が得られれば、
防衛省は8月の28年度予算案概算要求に用地取得費を計上する。
南西防衛強化に伴う警備部隊の配備は鹿児島・奄美大島に続くもので、
宮古島で配備が実現すれば先島諸島では初めて。石垣島への配備も検討している。
警備部隊は離島が攻撃された有事の際、初動対処にあたる。現状では沖縄本島より
西側は宮古島に航空自衛隊のレーダーサイトがあるだけで、実戦部隊が配置されていない
「防衛の空白地帯」となっており、警備部隊の配備はこの欠陥を是正する措置だ。
配備されるSSMは最新鋭の12式地対艦誘導弾。陸自は離島防衛では(1)沿岸海域
(2)海岸地域(3)内陸部-の3段階で対処する構えで、SSMは第1段階の沿岸海域で
敵艦艇を撃破する重要な役割を果たす。
中国海軍艦艇は沖縄本島と宮古島の間を抜ける形で東シナ海から太平洋に進出することを
常態化させており、SSMは挑発のエスカレートに対する抑止力と対処能力となる。
中国軍の爆撃機などが沖縄本島と宮古島の間の上空を飛行することも活発化しており、
宮古島へのSAMの配備も欠かせないとされる。
URLリンク(www.sankei.com)