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【大阪簡裁】検察はフィリピン育ちの男性にタガログ語など十分な通訳をしなかった…傷害罪の男性に刑免除の判決 相手が先に攻撃 - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/04/24 17:11:35.81
★<大阪簡裁>傷害罪の男性に刑免除の判決 相手が先に攻撃
毎日新聞2015年4月24日(金)14:12

通行トラブルで男性を負傷させたとして、傷害罪に問われた男性工員(23)に対し、大阪簡裁が
有罪だが刑罰を科さない、刑を免除する判決(求刑・罰金30万円)を出し、確定したことが分かった。
畑山明則裁判官は先に攻撃をしてきた負傷男性と同じ不起訴処分(起訴猶予)が相当と判断した。
また、フィリピン人の母を持つ工員は日本語が不自由だが、検察が丁寧な捜査を尽くさなかったと批判した。

判決は2月26日付で検察側は控訴しなかった。当初、検察は工員を在宅のまま略式起訴、
大阪簡裁が罰金の略式命令を出したが、工員側が不服として正式裁判を請求していた。

判決によると、工員は2013年6月2日午後10時25分ごろ、大阪市東住吉区の歩道で、
男性の顔などを何度も殴り、左頬骨折などのけがをさせた。

工員は直前、弟、妹と計3人でそれぞれ自転車に乗って通行中、歩いていた男性2人とすれ違い
「ボケ」などと怒鳴られた。

さらに2人のうち1人が追いかけてきて工員に詰め寄り、止めに入った弟の胸ぐらをつかんだ。
工員は弟を助けようとしたが、負傷男性に胸ぐらをつかまれ、首を締め上げられた。
苦しくなって負傷男性を殴り、さらに向かってこられたため顔などを殴打した。

通報で事件を知った府警は任意で捜査し、検察は工員だけを略式起訴し、負傷男性や弟は起訴猶予とした。

畑山裁判官はまず「先に攻撃をした負傷男性が返り討ちに遭った事件で自業自得だ」と指摘。
工員の暴行は正当防衛をやや上回る程度の過剰防衛で「強い非難はできない」と判断した。

また、工員は日本国籍を持つが大半をフィリピンで過ごし、タガログ語で生活していたため、
日本語が不自由だ。警察の捜査段階ではタガログ語の通訳が付かず、比較的堪能な英語の通訳が付いた。

畑山裁判官は「警察の調書は正確性に若干難点を抱えるが、それでも工員や弟の弁解や言い分に
耳を傾けている」と指摘。そのうえで、捜査を引き継いだ検察官について「タガログ語の通訳を
付けながら詳細に再聴取せず、単なるけんかと決めつけて不公平な処理をした」と批判した。
最後に「今後このような遺憾な捜査が二度と行われないよう切に希望する」と付け加えた。【武内彩】

北川健太郎・大阪地検次席検事の話 判決の認定と評価は不満だが、事案の内容及び証拠関係を
再検討した結果、控訴の要はないものと判断した。

男性の国選弁護人を務めた松岡正章弁護士(大阪弁護士会)の話 検察官は先入観で捜査し、
事件のプロセスを見ようとしなかった。刑の免除は実質無罪だ。

URLリンク(news.goo.ne.jp)


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