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【経済】AIIB成否に関わる「国際通貨人民元」 財務官僚は阻止できるのか - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/04/24 16:26:12.30
★【お金は知っている】AIIB成否に関わる「国際通貨人民元」 財務官僚は阻止できるのか
2015.04.24

本欄で再三にわたって警告してきた通り、中国は人民元を「国際通貨」として認定するよう
国際通貨基金(IMF)に求めてきた。習近平国家主席はここにきて、対IMF工作を本格化させている。

世界の代表的な国際通貨はIMF特別引き出し権(SDR)を構成するドル、ユーロ、円、
ポンドの4大通貨で、その一角に食い込めば、国際的な準備通貨としての座を獲得できる。
秋のIMF理事会は5年に一度のSDR構成通貨見直しの結論を出す。

IMFによる人民元の国際通貨認定は、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)や
習主席がやはり主唱する新シルクロード経済圏(一帯一路)の成否に関わる。

AIIBは世界銀行やアジア開発銀行(ADB)と同様、主として国際金融市場から
ドル資金を調達するのだが、世界最大の貸し手である日本とドル市場を支配する米国が
AIIBに参加しないと、信用力に欠ける。

元が国際通貨になれば、元をドル、ユーロ、円などと自由に交換できるので、
中国が元資金を融資しやすくなる。借り手も元資金を大歓迎する。ユーラシア大陸や南アジア、
中東、東アフリカ、欧州までのインフラを結ぶ一帯一路圏も、一挙に広大な人民元経済圏になりうる。
中国は軍港や石油などの戦略資源も元を刷れば確保できる。

元の国際通貨化はまさしく、軍事・外交を含む中国の膨張政策を担うわけである。
差し当たりは、IMF加盟国を説き伏せなければならない。

そんな対IMF工作を担うのは、周小川・中国人民銀行総裁(67)である。
2003年に就任して以来12年目で、65歳定年を過ぎても習主席は続投させている。

周氏には筆者もかなり前だが、国際会議で同席し、議論したことがあるが、まさに黒を白と
言いくるめる中国伝統の口舌の徒そのものだった。英語もうまく、米欧の中央銀行首脳とは
すぐに打ち解ける。そんな具合だから、胡錦濤政権時代では、北京内部で「アメリカの回し者」
と疑いの目で見られるほどだったが、習主席にとってみれば格好の対外工作者である。

先週、ワシントンでのIMF・世銀合同開発委員会の舞台裏では周総裁が元のSDR認定に向け、
IMFや各国代表に盛んに働き掛けた。

元のSDR通貨化を許してしまうようだと、日本は経済のみならず外交・安全保障面でも中国に
圧倒されてしまう。ドル覇権に挑戦されることになる米国も警戒するはずだが、周氏は巧妙に
ワシントンの説得にかかるだろう。元はドルを補完できるので、むしろ米国の利益になる、
という具合に、である。

頼りないのは日本の財務官僚である。かれらは「人民元のSDR通貨化は時間の問題」という
ラガルドIMF専務理事の言葉にうなずくだけで、米国の出方を待ち、今回は5年先送り
できればしめたものという具合だ。 (産経新聞特別記者・田村秀男)

URLリンク(www.zakzak.co.jp)


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