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★サンパウロ大卒、ブラジル国籍の次期門主が抱負 真宗大谷派の大谷暢裕師 京都・東本願寺で
2015.4.22 20:44
真宗大谷派の次期門首でブラジル国籍の大谷暢裕（ちょうゆう）師（６３）が２２日、
京都市下京区の本山・東本願寺で初めて記者会見し「責任の重い役だが光栄。
ご門徒と手を取り合って念仏を唱えたい」と日本語で抱負を述べた。
暢裕師は京都生まれで、大谷暢顕（ちょうけん）第２５代門首（８５）のいとこ。
父親の赴任に伴って１歳でブラジルへ渡り、サンパウロ大学を卒業後、
現地の航空技術大の基礎科学部教授として２０１２年まで勤務した。
記者会見は暢裕師が今年３月に京都へ移住したことを受けて行われ、暢裕師は
「親鸞聖人の教えは世界に通用する。それを確認するお手伝いをさせてもらえれば」と語った。
大谷派は国内８７６０カ寺、僧侶３万２千人余り、門徒約３２２万人を抱え
る国内有数の伝統仏教教団。門首は僧侶と門徒の代表とされ、宗祖親鸞の血筋を引く大谷家が継承している。
暢裕師は昨年４月、１８年間にわたって不在だった門首後継者に選定されていた。
門首就任の時期は未定。
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記者会見する真宗大谷派の次期門首、大谷暢裕氏＝２２日午後、京都市
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