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★【政界徒然草】東大はなぜ国歌斉唱しないのか 首相答弁で注目、国立大の「国旗・国歌」
2015.4.21 07:00
安倍晋三首相(成蹊大卒)が国立大学の入学式や卒業式の国旗掲揚と国歌斉唱につい
て「正しく実施されるべきではないか」と国会答弁したことに、民主党や朝日新聞などが
「大学の自治を侵す」という名目でかみついている。しかし、全国の公立小中高校で国旗掲揚と
国歌斉唱が当たり前になっている中、国立大こそ「なぜやらないのか」との疑問は残る。
民主党には残念ながら、そうした攻撃も世論には響いていないようで、内閣支持率は
今も50%程度を維持している。一方、大学側はどうだったのか。
首相発言が出たのは、4月9日の参院予算委員会だった。
質問に立った次世代の党の松沢成文幹事長(慶応大卒)は、文部科学省の資料をもとに国立大での
国旗・国歌について質問した。文科省の資料によると、直近の卒業式で国歌斉唱を実施したのは
国立86大学のうち14大学。入学式は15大学にとどまる。そこで松沢氏は首相と
下村博文文部科学相(早稲田大卒)に対しこう質問した。
「国歌斉唱に至ってはほとんどの国立大が実施していない。国民感情としても『税金でまかなわれて
いるのだから入学式や卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱は当然だ』と思っているのではないだろうか」
「国立大は将来の国家を担うリーダー育成機関だ。掲揚せず、斉唱せずでリーダーとしての
アイデンティティーが育まれるのだろうか。小・中・高校では学習指導要領のもとに国旗や
国歌を尊重するよう教育しているはずだ。『終わり悪ければすべて悪し』になってしまう」
「大学の自治や学問の自由は尊敬すべきだが、国旗や国歌は自治や自由を妨げるものではないはずだ。
首相の感想を聞かせてほしい」
ここで、首相が答弁に立った。
「感想としては、大学という性格上、こういうことになっているのかなあと思う。
学習指導要領がある中学と高校ではしっかりと実施されている。同時に税金でまかなわれている
ことを鑑みれば、新教育基本法の方針にのっとって正しく実施されるべきではないかと、
私はこのような感想を持った」
第1次安倍政権で成立した新教育基本法(改正教育基本法)は「国を愛する態度」を養うこと
などが教育目標に掲げられている。松沢氏は質問を続けた。
「各国立大に国旗掲揚や国歌斉唱を実施するよう指導しても良いのではないか。
設置者の意思として伝えるべきだ」
下村氏が答弁した。
「入学式や卒業式における国旗や国歌の取り扱いについては、大学の教育研究活動の一環として
行われていることに鑑み、各大学の自主的な判断に委ねられている現状がある。文科省としては
国旗掲揚と国歌斉唱が長年の慣行で広く国民の間に定着していること、平成11年に国旗国歌法が
施行されたことを踏まえて、各大学で適切な対応が取られるよう要請したい」
「大学の自治」を侵す意図はないと示すためか、首相が「感想」の部分を少し強調して発言して
いたのが印象に残った。しかし、そのような“配慮”はリベラル勢力の眼中に入らない。
朝日新聞は11日付の社説で「大学への不当な介入だ」と猛烈な首相批判を展開した。
民主党の細野豪志政調会長(京都大卒)は14日の記者会見で「大学には自治がある。
社会の成熟さを表す機関でもある。ある種の強制力を及ぼし得る形で発言をするのは非常に幼稚だ」と、
朝日に追随する発言をした。ただ、両者とも国旗掲揚・国歌斉唱をしないことがよいのかどうかまでは
言及していない。朝日新聞は左寄りと“認知”されているのでそういう主張は想像できるが、
国会議員である細野氏は国旗・国歌についてどのような思いを持っているのかと思わず疑いたくなる。
ちなみに、首相と松沢、下村両氏は私立大出身、細野氏は国立大出身というのも興味深い。 >>2へ続く
URLリンク(www.sankei.com)
@参考@ 文科省資料 国旗・国歌の実施状況
URLリンク(jisedai.jp)