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★米議会の反対で改革遅れ…ＩＭＦ「深く失望」
2015年04月19日 19時49分
【ワシントン＝滝沢孝祐】国際通貨基金（ＩＭＦ）は１８日、諮問機関である
国際通貨金融委員会（ＩＭＦＣ）を開き、新興国の発言権を高めることを含む
ＩＭＦ改革が、米議会の反対で遅れている状況を「引き続き深く失望している」
とする共同声明を採択した。
議長を務めたカルステンス・メキシコ中央銀行総裁は記者会見で、
「米国には可能な限り早い批准を求めたい」と強調した。
ＩＭＦは２０１０年、新興国の議決権を拡大することなどを盛り込んだ
改革案に合意したが、米国議会の反対で現在も発効していない。
ＩＭＦ改革の遅れが、中国が主導するアジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）
設立の動きにつながった要因の一つとされている。
声明では、改革の速やかな実施が「最優先課題であると再確認する」と、
米国に早期の批准を強く求めた。１７日に閉幕した主要２０か国・地域（Ｇ２０）
財務相・中央銀行総裁会議の共同声明でも、改革の遅れについて同様に言及されている。
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