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★広島空港 滑走路を閉鎖 再開めど立たず
4月15日 10時09分
アシアナ航空機の事故のため滑走路が閉鎖されている広島空港では、15日に発着を
予定していた便のうち、国内線・国際線の合わせて54便が欠航または欠航が決まっていて、
航空各社は今後の運航情報に注意するよう呼びかけています。
広島空港はアシアナ航空機の事故の影響で、14日午後8時すぎから滑走路の閉鎖が
続いていて、広島空港事務所によりますと閉鎖が解除される見通しは今も立っていません。
このため、広島空港では欠航または欠航を決めた便が相次いでいます。
国内線では、全日空は、羽田空港などとを結ぶ出発便と到着便の合わせて28便すべてが終日欠航となります。
日本航空は、羽田空港などとを結ぶ午前から午後にかけての出発便と到着便の合わせて
15便が欠航または欠航することが決まっています。
中国の格安航空会社、春秋航空は、成田空港とを結ぶ出発便と到着便合わせて4便の欠航を決めています。
国際線では、日本航空や全日空、海外の航空会社が運航する北京や上海、それに台北などとを
結ぶ出発便と到着便の合わせて7便が欠航または欠航が決まっています。
航空各社は、欠航する便はこのあとも増えるおそれがあるとして、
今後の運航情報に注意しホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。
・1日8000人が利用
広島県によりますと、広島空港には現在、国内線の定期便が5つの路線、国際線の定期便は
6つの路線が就航していて、1日平均の利用客は7000人から8000人です。
このうち国内線は、羽田と結ぶ便が34便、新千歳と結ぶ便が4便、仙台と結ぶ便が4便、
沖縄と結ぶ便が2便、成田と結ぶ便が6便の合わせて50便あります。
また国際線は、韓国のインチョン(仁川)と結ぶ便が2便、北京と結ぶ便が2便、上海と結ぶ便が2便、
中国の大連と結ぶ便が2便、中国の成都と結ぶ便が2便、台北と結ぶ便が4便の合わせて14便あります。
平成26年度1年間の利用者は271万人余りで、LCC=格安航空会社の春秋航空が去年8月から
成田とを結ぶ便の運航を始めたこともあり、その前の年度より8万人余り増えました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
★アシアナ機 ありえない低い高度で施設に接触か
4月15日 4時01分
14日夜、広島空港で、韓国のアシアナ航空機が滑走路を逸脱し、逆向きになって機体が
大きく壊れた事故で、事故機は、通常ではありえない低い高度で施設に接触したとみられることから、
国の運輸安全委員会は、異常な高度となった原因について詳しく調べることにしています。
14日午後8時すぎ、広島空港で、韓国・インチョン発のアシアナ航空162便、
エアバスA320型機が滑走路を逸脱して逆向きになって止まり、左のエンジンや主翼の一部が大きく壊れました。
国の運輸安全委員会は15日、事故調査官3人を現地に派遣し、本格的に調査を始めることにしています。
事故機は、着陸のため高度を下げながら、滑走路の手前およそ300メートルにある電波を発信する
施設に接触したとみられ、この施設の一部が、事故機の左の車輪に引っかかっているのが確認されたということです。
この施設は高さが6メートル余りで、通常の着陸コースより低い位置にあることから、運輸安全委員会は、
通常ではありえない低い高度で施設に接触した原因について詳しく調べることにしています。
・気象庁「寒気の影響で乱気流も」
気象庁によりますと、14日は西日本の上空に強い寒気を伴った空気の渦が流れ込んでいた影響で、
九州から中国地方にかけては発達した積乱雲が発生しやすく、乱気流が起きやすい状態だったということです。
気象庁が昼に発表した予報では、14日午後9時には九州の北部や中国地方にところによって積乱雲が発達し、
四国や中国地方、それに九州の上空では乱気流が発生する可能性があると予想していました。
また、気象庁のレーダーでは、アシアナ機が着陸した午後8時ごろには、広島空港の東側にやや発達した雨雲がかかっていました。
一方、広島空港の地上の観測では風速は1メートルほどと弱く、弱い雨が降り、一部で霧がかかっていたものの、
平均で6000メートルほど先まで見通せる状況だったということです。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)