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★世界の軍事支出 中国が突出、伸びが世界最高9・7%増 ロシアも8・1% SIPRI報告
産経新聞 4月13日(月)10時6分配信
【ロンドン=内藤泰朗】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は
13日、2014年の世界の軍事支出に関する報告書を発表した。世界の軍事支出は
3年連続で減少し、前年比0・4%減の総額1兆7760億ドル(約213兆円)だったが、
中露などの増加が目立った。
国別の軍事支出では、世界最大の米国が13年比で6・5%減らす中、
第2位の中国が同9・7%増。第3位のロシアも同8・1%増となった。
第4位のサウジアラビアは、中東情勢の流動化を受け、同17%増となった。
10年前の05年と14年の比較では、米国が0・4%減らしたのに対し、
中国が167%増と、伸び率で世界最高。世界の軍事費構成比でも、
1位の米国が34%と減少傾向だったのに対し、2位の中国が12%に伸長した。
報告書は、中国の軍事支出増を受け、アジア太平洋地域での軍拡傾向を指摘。
13年比でみると、オーストラリアが6・7%増のほか、南シナ海問題を抱える
ベトナムも同9・6%増だった。韓国とインドも増加した。
日本はインド、ドイツを下回り9位。為替の円安傾向がドルベースでの比較に影響した形だ。
同研究所は昨年4月の報告書で日本のの順位を8位としていたが、その後7位に修正していた。
報告書は、ウクライナでの紛争を受け、東欧や北欧諸国で、軍事費が増加に転ずる傾向を指摘した。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
★14年軍事費、日本は9位に後退 中ロ急増
2015/4/13 9:37
【ロンドン=共同】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は13日、
2014年の世界の軍事費(一部推計値)について発表した。日本はインドとドイツを下回り、
13年の7位から9位に後退した。中国は13年比9.7%、ロシアは同8.1%も急増したと推計した。
05年と比べると、中国は167%、ロシアは97%、インドは39%、韓国は34%の増加だった
のに対し、日本は3.7%減少した。円安が影響したとみられるが、アジアの中で相対的
低下が目立つ。財政支出の削減を進める米国は05年比で0.4%減った。
世界全体の軍事費に占める割合は、1位の米国が34%にまで低下する一方、
2位の中国が12%に伸長。3位のロシアは4.8%、4位のサウジアラビアは4.5%。
ロシアによる事実上の侵攻を受けたウクライナの軍事費は、13年に比べ23%増加したと推定。
戦費を全て計算すれば、最終的な数字はさらに増えると推測した。周辺の東欧・バルト諸国でも、
ロシアの脅威に対する警戒感が高まり、ポーランドの同13%増をはじめ、増加が顕著になった。
周辺で紛争が相次ぐサウジは、13年比で17%増加。アジアでは、南シナ海で領有権をめ
ぐり中国と対立するベトナムも同9.6%増となった。
世界全体では、13年比実質0.4%減の1兆7760億ドル(約213兆円)。
減少は3年連続だが、減少幅は縮小した。
URLリンク(www.nikkei.com)