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★安倍政権、在独日本総領事を通じて外国人記者に圧力?:ドイツ紙特派員の告白が話題に
ドイツの日刊紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」の東京特派員であったCarsten Germis氏の離任記事が話題になっている。
同氏は、2010年1月に東京へ着任してきて以来、日本がエリートとメディアの関係を含めて、
歴史修正主義的な傾向を持つ安倍政権によって明確な転換を迎えたと指摘。
安倍政権の姿勢を報じたGermis氏に対して、在フランクフルト日本総領事や外務省が、
さまざまな “圧力” をかけてきた具体的なエピソードも語られるなど、同政権とメディアの関係などに示唆的な内容となっている。
●日本は大きく変化した
Germis氏の記事は、2010年に同氏が着任して以来、日本が大きく変化したという指摘から始まる。
中でも最近の1年間に生じた出来事は、彼の仕事に大きな影響を与えたという。
同氏は、日本のエリートと外国人メディア・記者の間に非常に大きな認識の乖離があり、
海外メディアからの批判的論調を日本のエリートが受け入れられないのであれば、それは大きな問題を生むことになるだろう、と懸念する。
●メルケル首相は “友情” を示していない?
ドイツ・メルケル首相の訪問に際して日本経済新聞は、同首相が、
安倍首相の歴史認識や日本の原発に対する姿勢に批判的で、”友情” を示すことがなかったと報じた。
しかしこれについてGermis氏は、友情とは「単に同意することなのだろうか?」と問いかけ、
友人が誤った方向に向かう時に、それを批判することは友情ではないのか?と述べる。
同氏は、5年にわたる東京への特派員経験から、日本に対する友情、親愛の念は深まったという。
しかし一方で、一部の日本のエリートやメディアは、同氏について、単に日本への友情を欠いて批判ばかりする外国人記者だと認識している、と指摘。
こうした認識の乖離が大きな懸念になる可能性があることを示唆している。
●2012年の選挙後、事態が一変
Germis氏によれば、民主党政権期における政治家は、外国メディアに対して、日本の政策を説明することに懸命だったという。
報道陣も、委縮することなく政府の政策を批判したが、政治家もまた、懸命に彼らの政策を説明していた。
しかし、2012年に安倍政権が勝利を収めて以降、事態は一変した。
安倍首相は、Facebookなどの新しいツールによって発信を強化したように見えるが、
一方で日本が抱える巨額な政府債務について語ることは減っていったという。(続く)
記事本文:On My Watch | Foreign Correspondents’ Club of Japan. URLリンク(www.fccj.or.jp)
The New Classic URLリンク(newclassic.jp)
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