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【福祉政策】「大阪」にも波及か 酒・ギャンブルNG、豪の生活保護費カード支給政策 - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/04/07 22:43:13.93
★【アジアの目】「大阪」にも波及か 酒・ギャンブルNG、豪の生活保護費カード支給政策
2015.4.7 07:00

オーストラリアのアボット政権は生活保護費の適正利用を進めるため、現金ではなく「福祉カード」
と名付けたデビットカードで支給することを決め、今年中に全国で実証実験に入る。
大阪市でも類似の取り組みを始めたばかりなだけに、オーストラリアでの実証実験の先行きが注目される。

・酒の購入など禁止

オーストラリアではすでに北部ノーザンテリトリーを中心に一部地域で、子供を持つ生活保護世帯を
中心に生活保護費がドラッグやアルコールなどに使われないよう「ベーシックスカード」と呼ばれる
同様のカードを使った生活保護費の支給システムを導入しており、一定の成果がみられたため
全国に拡大することにした。

オーストラリアではクレジットカードやデビットカードを使うキャッシュレス化が進んでおり、
新たに導入される福祉カードは、ほとんどすべての店で使うことができる。ただ、アルコールと
マリフアナなどドラッグの購入には使えないという。

すでに実験が行われているベーシックスカードの場合、同様に酒やドラッグ、たばこや成人雑誌
などの購入は禁止され、さらに使える店も事前に利用登録された店に限られていた。
ただ、仮に店で酒を購入しようとすると、レジに禁止品目であることが表示され、
店員がそれを見て売れないと説明することになっていたため、一部の店では客の要望に
押し切られて売ってしまうこともあったという。

さらに“禁制品”以外の品物をいったん買って、転売もしくは換金して現金を手に入れれば、
好きなものを買うことができるなど、抜け道は多かった。

また、大手ディスカウントストアなどは登録されておらず、ベーシックスカードが使えないために、
一般の利用者から不満の声もあった。

新しい「福祉カード」は、酒場や酒店、賭け屋などでは使えないようにあらかじめ設定してあり、
それ以外のほとんどの店で使えるという。オーストラリア政府のアラン・タッド政務官は地元メディアに
「酒とギャンブルに生活保護を使わない家庭にとっての影響は最小限に抑えられる」と説明している。

もともと、カード導入は生活保護を受けている親が、生活保護費や子供の養育費を適切に使わず、
もらうとすぐに酒やギャンブルに使ってしまうことを防ぐことが目的だった。

このため、ベーシックスカードは生活保護費を適切に使うための家計生活指導と合わせて支給されており、
すでに2万人が利用している。政府はこうした指導と合わせた取り組みで生活保護費の不正使用が
著しく減少したとして、全国に拡大することを決めた。

・差別回避の狙いも

これに対し、野党の緑の党は、カード導入が豪資源大手フォーテスキュー・メタルズ・グループの
アンドリュー・フォレスト会長の提言を取り入れたもので、富裕層の意向に沿ったものだと指摘。
「上から目線でしかもこのような温情主義的な政策は失敗するだろう」と批判を強めている。

一方、労働党は新たなカード導入について一定の評価をしつつ、今後の推移を見守るとしている。

ただ、オーストラリアの場合、生活保護を受けている人の多くは先住民、アボリジニの人々が多いだけに、
一連の政策が先住民差別につながるのではないかという懸念がある。

とくにベーシックスカードは見た目も異なることから、店で出した際に生活保護を受けていることが
わかるので、いやがる人も多かった。このためオーストラリア政府は、新しい福祉カードでは、
こうした点も含めて、より使いやすい方法を探るとしている。

同様の取り組みは、大阪市でも検討しているが、大阪市の場合はプリペイドカードを使ったテストを
始めたばかり。今月初めにカードに生活保護費の一部をチャージするモデル事業への参加者を
募ったところ、5世帯にとどまり、目標の2000世帯にはほど遠い。

大阪市はもちろん、同様の問題に頭を痛める国や自治体は多いだけに、オーストラリアでの
取り組みの行方が注目される。(編集委員 宮野弘之)



デビットカード

小売店や飲食店などでの支払いに利用できる。チャージされた金額を限度に即時決済される。

URLリンク(www.sankei.com)


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