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★仏ユネスコ本部で海女展、無形文化遺産登録に向けPR
2015/04/07 10:23 朝鮮日報
真っ黒な海の中から足ひれを付けた海女が姿を現し、水を滴らせ陸地に上がってくる…。
写真家ジュン・チョイ（チェ・ミョンジュン）氏（63）が撮影した済州島の海女の
写真がフランス・パリで公開される。13日から17日までパリのユネスコ本部で開催
されるジュン・チョイ写真展「海になったオモン、海女」だ。昨年ソウル市江南区の
ポスコ美術館で展示された約160点の中から30点を選んで展示される。
ジュン・チョイ氏は「海女がユネスコ無形文化遺産に登録されることを
祈って企画した」と語った。
「オモン」とは済州島の言葉で、母親や妻を呼ぶ時の言葉だ。そのオモンたちと
一緒に海に入り、至近距離で撮影した写真が展示される。写真に写っている86歳の
海女の顔には長年海に潜って暮らしてきた女性の強さと同時に苦難や喜怒哀楽
がにじみ出ている。同氏は「海女たちは一日4時間、年300回も海に潜り、
死と隣り合わせの生活をしている。若いころからそうした作業を繰り返して
いることから、悟りの境地に至った表情をしている」と話す。有名な詩人
の高銀（コ・ウン）氏は「…離於島の向こうに行けば永遠に戻って来られない
この世の苦難を／一生涯の志にし 一度潜れば沈む海の底の絶頂／海女たちの
完ぺきな肖像の一部が今、ここにある」という詩を書いて贈った。
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