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★【社会】徳洲会２５億円申告漏れ 選挙応援費用は３．６億円
2015年4月7日 朝刊
徳洲会グループの二つの医療法人「徳洲会」（大阪市）と「沖縄徳洲会」（沖縄県）のほか、
医療機器を仕入れる「株式会社徳洲会」（東京）など関連会社が東京、大阪両国税局と
沖縄国税事務所の税務調査を受け、二〇一四年までの七年間に、選挙の応援などで支出
した約三億六千万円を含む計約二十五億円の申告漏れを指摘されたことが六日、分かった。
国税当局はこのうち関連会社間での利益の付け替えや、創業者徳田虎雄氏（７７）の親族に
支払った業務委託費など約二十億円を所得隠しと指摘。法人税の追徴税額は重加算税や
過少申告加算税などを含め約十億円で、既に修正申告したもようだ。
一三年に発覚した選挙違反事件を機に複数の不適切な金の流れが浮上し、国税当局が調べていた。
沖縄徳洲会は法人税率が軽減される「特定医療法人」に国税庁から承認されており、
税務調査の結果などを受けて同庁が承認を維持するかどうかが注目される。
関係者などによると、徳洲会と沖縄徳洲会は〇九年と一二年の衆院選などで、虎雄氏の次男で
元議員の毅（たけし）氏（４３）＝鹿児島２区＝の応援に病院職員らを数百人規模で派遣した。
両会は選挙費用約三億六千万円を人件費などとして計上していたが、国税当局は「本来は創業者
である虎雄氏が負担すべき分だった」と判断し、申告漏れと指摘。この分は虎雄氏が既に
支払ったという。
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)
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★創業家の「徳洲会」私物化裏付け…復帰の動きも
2015年04月07日 03時00分
日本最大級の医療グループ「徳洲会」の創業家による私物化が、改めて税務調査で裏付けられた。
選挙違反事件を受け、創業者・徳田虎雄氏（７７）の親族らはグループの経営から退いたが、
一部に復帰の動きもあり、病院の現場からは「親族とは決別しなければならない」との声も上がっている。
関係者によると、親族に利益を提供していたのは、株式会社「徳洲会」。親族企業に利益を
付け替えていたほか、約２億円で購入した都内の一等地にあるマンションを、別の親族企業に
約１億４０００万円で売却。この親族企業がローンを返済できるよう、業務委託料名目で
月２００万円を支払っていたという。
同社は、グループの病院との医療機器の取引で収入を得ており、グループ関係者は
「病院の利益が親族に流れていたということだ」と憤る。
徳田氏の次男、徳田毅・元衆院議員（４３）が当選した２０１２年衆院選を巡る公職
選挙法違反事件を受け、次女（４７）（有罪確定）らは同社や関連法人の役員から退き、
「自分が会社を整理する」として徳田氏が後任に座った。ただ、難病で長期入院中の
徳田氏が経営を指揮するのは難しく、親族が経営に復帰する話も出たという。
「税務調査を機に親族とは縁を切るべきだ」。グループのある幹部は、強い口調で話す。
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
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