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★原子力国際会議を招致へ 五輪と同時、事故の教訓を世界に発信
2015.4.6 07:00
日本原子力学会の若手会員でつくる「原子力青年ネットワーク連絡会」は、
世界各国で原子力に携わる若手研究者らが集う「原子力青年国際会議」を
2020年に日本へ招致する活動に取り組む方針を固めた。
日本で開催されれば初めてで、東京電力福島第1原発事故の教訓を世界に伝え、
安全技術や意識を共有するのが狙い。東京五輪・パラリンピック開催の年に、
福島の復興もアピールする。
中国やインドなどアジアの新興国を中心に、今後急速に原発建設が進むと予想
される中、50年以上原発を運転し、原発事故を経験した日本が原発の安全技術や
基準作りをリードする。
20年の開催国は18年の会議の場で行われる招致国のプレゼンテーションを
経て決まる。招致に向けては会議のプログラムや視察ツアーの内容などが
ポイントとなる。連絡会会長の西山潤・東京工業大原子炉工学研究所助教(34)は
「世界でも前例のない第1原発の廃炉や除染作業、廃棄物の最終処分などを取り上げたい」
と話す。開催場所は福島を軸に検討する。
日本は10年にも12年の国内招致を目指したが、資金面や運営能力を不安視され
米国に一歩及ばなかった。
海外と日本では原子力に対して温度差がある。日本の連絡会にあたる組織の登録者は
米国で約1万人、フランスは約6000人いるが、日本ではわずか約100人。
西山助教は「(開催場所が決まる)18年までに登録者を3000人規模まで
増やしたい」としている。(原子力取材班)
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