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★報ステ古賀発言の波紋…官邸の“エア”圧力に翻弄される狂人の宴|やまもといちろうコラム
DMMニュース 2015.04.04 11:50
やまもといちろうです。世の中から争いがなくなれば良いなと日々真剣に考えております。
ところで、報道ステーション(テレビ朝日)の古賀茂明さん降板問題が、素敵な顛末を
迎えていて興味深いです。その方面の同志なのか、独立系メディアの岩上安身さんの
インタビューを受け、さらにそれが朝日新聞に取り上げられるなど、ある種の朝日新聞と
テレビ朝日の考え方の違いやスタンスの異なりが垣間見えるような気もします。
古賀茂明氏「圧力、言われた側がどう感じるかだ」
古賀さんについては、放送法以前に専門でもないことを適当にテレビで喋り過ぎていた
ようにも見受けられるので、放送法以前に単なる馬鹿なのではないかという印象もない
ではありませんが、それをいままで出演させ続けてきた報道ステーション、および
テレビ朝日に対して「馬鹿を使ってあまり根拠の無い政権批判するより、もう少し
報道番組らしい事実検証に基づいた政策提言のやり方はあるんじゃないの」という
気持ちは強く感じます。
また、テレビ朝日の言い分は「コメンテーターでの古賀さん降板は、他のコメンテーター
と同じく一定の期間が経過したからで、別の出演者と同じ扱い」であるとされています。
テレビ朝日は貰い事故というか、まあ面倒な人を使い続けてきたのだから、切るときに
揉めて面倒くさいことになるのは仕方が無いのではないでしょうか。TBSラジオで上杉隆
さんが降板したときも、確かに似たような騒動があったので、この手の往生際の悪い人が
切られた際に起こす面倒も織り込んで、何事も考えておくべきというのがテレビ局
としての正しい姿なのかもしれません。
一方、似たようなケースで爆笑問題の太田光さんが、TBSラジオで問題発言を
やらかしてネットで軽く燃えた件もありました。
太田光「安倍首相バカ」発言の何が悪い! 総理の低能揶揄は名誉毀損でないとの判例が
昔のソ連のアネクドート(冗談)に、赤の広場前で当時のフルシチョフ書記長を「無能だ」
と罵った人物が逮捕された容疑が、名誉毀損ではなく国家機密漏洩罪だったというネタが
ありました。政権批判において、太田光さんのような左翼ネタを打ち出して左気味の
メディアが擁護しつつ論陣を張るというオールドスタイルだけど、興味深い事例が少し
ずつ増えてきたようにも感じます。
何しろ、安倍晋三首相自らが国会での質疑の中で野党の質問者を壇上から野次ってしまう
ぐらいの人ですし、意に沿わない報道や論評に対してセンシティブに反応するのは、
もはや「安倍政権の主な特徴」に挙げられてしまうほどポピュラーなものです。
その意味で、ちょっと走りすぎな安倍政権を、元からの自民党支持者も少しずつ距離を
置き始めているのが統一地方選挙の事前調査で出てきてしまったりもするので、
すこし頭を冷やすタイミングがあるといいんですけどね。
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